もう一度本気の恋を【nino】 (ページ24)

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24 -kazunari.n- ページ24

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エントランスに行くと車が横付けしてあって、車の中を覗くと潤くんがサングラスごしにこっちを見てニヤッと笑った。

はぁ・・・無駄にかっこいいですよ、あなた。

翔「松潤、おまた♪大丈夫そう？」

潤「送られてきたあの住所でいいんでしょ？ナビ登録したし大丈夫だけど、時間ががね。少し遅れるかも」

翔「とにかく急ごう」

和「・・・ごめん。ありが、」

潤「ニノ」

翔「姫、奪還してから・・・ね？(笑)」

和「・・・ん。てか、翔さんはともかくなんでおじさんと相葉さんまで一緒に来んのよ」

雅「え！？なんでいいじゃん！見届けたいじゃん！」

智「俺は相葉ちゃんに腕掴まれてたんだもん。寝ようと思ったのに・・・」

雅「リーダー寝ちゃダメだって！今大事なとこなんだから」

智「え～？」

和「・・・・・」

ほんとこの２人は緊張感あんだかないんだかね・・・

なんて、なんだかんだ言いながら２人が俺のことを心配してくれてんの、本当は解ってる。

それに翔さんに潤くん・・・

みんながいてくれるおかげで、もしかしたら間に合わないんじゃないかって、Aを失うんじゃないかってどこかで感じてるこの焦燥に耐えられる。

智「ニノ」

俯いてた顔を上げると真面目な顔をした大野さんと目があった。

智「大丈夫だよ」

和「・・・・・」

智「大丈夫だから、顔あげてな」

和「・・・・・ん」

こういう時の大野さんはまじでカッコいいと思う。

思うのにさ・・・

雅「ほんとに大丈夫かな・・・」

和「お前ね・・・」

翔「相葉ちゃんがそんな気持ち下がってどうすんのよ(笑)」

潤「今リーダーがいい感じで締めたのに(笑)」

相葉さんはほんとね(笑)

相葉さん、大丈夫だよ。

背中押してもらってさ、覚悟決めたんだ。

もう一度・・・ほんとにこれが最後。

もう逃げないから。ちゃんと掴むから。