【HQ】ヒロインに守られる系モブインちゃん。【青葉城西】

守られる『four』 ページ6

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『え。誰ですかあの男前さん。』

「岩泉一せんぱい。ちなみに副主将。」

『まさかしおりちゃんのお兄さんが主将とか言わないよね？ 大丈夫バレー部。』

「そんなことバレー部全員思ってる。」

「及川さんのLIFEはもうゼロだよ。」



あの男前さんは岩泉せんぱいというらしい。

もう見た目から男気溢れてるなぁ。
しおりちゃんには悪いけど及川せんぱいよりよっぽどかっこいい。


なんで及川せんぱいがキャーキャー言われるのか青葉城西七不思議が一つだ。



「及川。おまえに興味ない女子、初めてみたわ。やっとしおりに友達が出来た訳だ。」

「マッキーせんぱい！ まるでわたしが今まで友達がおらずぼっちなうだったとバラすようなこと言わないで下さい！！」

「ぼっち卒業したのか。なんかお祝いに奢ってやるよ、しおり。」

「岩ちゃん大好き！ でもぼっちって言わないでほしかったかな！！」

「つか自分でめっちゃ詳しく言ってたぞ。」




しおりちゃん、ぼっちだったんだ。


ちょっと意外。誰とでも仲良く出来るものだと思ってたなー。
ヒロインにも、やっぱ苦手なことあるのか。

てことはわたしが友達一号？

モブなわたしが？ え、明日辺りに事故に遭いそうフラグがピンピンと。


モブが友達一号とは。

なんかしおりちゃんに申し訳ない。

ヒロインにはヒロインにぴったりな友達が居るのになぁ。でもやっぱ嬉しいことには変わりませんが。


くすり、と僅かに笑った。





〈Aちゃんが笑ったぁあぁ！ 国見、カメラ！ 一眼レフ！！ ビデオと録画も！！〉

〈もう撮った。てか常に録画してる。〉

〈焼き増しにしてね！ 保存用とー、鑑賞用とー、おかず用とー、保存用とー！！〉

〈待って聞き捨てならない言葉があった。〉

〈てか国見こえぇよ。常に録画ってなに。〉

〈…いいな、月山さん。〉

〈金田一少年がおかしいぞ松。〉

〈てことはコ⚫ナンもかなー花。〉

〈伏字の意味とは。〉

〈てかどっから出てきたコ⚫ン〉

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