【HQ】ヒロインに守られる系モブインちゃん。【青葉城西】

守られる『ten』 ページ13

・



「断固反対！！」「そうだそうだー。」

「友達に対して酷いなおまえら。」

「Aの柔らかすべすべな雪肌おててが血みどろの傷ものになったらどうしてくれるんですか。一生恨みますよ及川さんコラ。」

「Aちゃんのおめめが穢らわしいものを見たせいで汚れたらどうしてくれるんですか。その時はわたしが嫁に貰いますけど。」

「絶対阻止。」「よろしい。かかってこい。」

「早口すぎて両者なに言ってんのかわかんねぇから。月山困ってるから。」




岩泉せんぱいに体育館に連れてこられ数十分。


一軍体育館にて緊急会議が行われました。

わたしをマネにするかどうか。
なんでも、ミーハー？ 対策らしい。



先輩方は全員許可してくれたけど、一年。特にしおりちゃんと国見くんが反対した。


そして冒頭の会話に戻る。


岩泉せんぱいが終止符打ってくれたけど。
命中です。



「いいじゃんしおり。大好きなAちゃんと更に居られるんだぜ？ なぁ松。」

「だな花。」

「はぁ？ ピンク色シュークリム野郎が神聖なAちゃんの名前呼ばないでください汚れちゃう！！」

「おれのメンタル削ってくんだけどあのこ。」

『なんかすみません、ピンク色シュークリム野郎せんぱい…。』

「悪気なしにメンタル抉ってきた。」

「こんな可愛い後輩欲しいからやっぱいれようぜマネ。いや、いれろせんぱい命令。」

「職権乱用ですマッキーせんぱい！」



そんなにわたしに入ってほしくないのかなしおりちゃん。やっぱモブ如きじゃ、ヒロインとは居られないのかな。

しゅんと項垂れてたら、らっきょ頭みたいなこがおずおずと近いてきた。

たしか、金田一くんだ。




「なぁ。おまえ、国見とどーゆう関係？」

『え？ 友達ですよ。』

「は？ だったらなんで友達の寝顔をホーム画面にセットしてんだよ国見が。」

『すいません本当に知りません。』


え、わたしの寝顔撮ったの国見くん？


「金田一。Aとなに二人で話してんの？ そのらっきょ頭にカレーぶっかけるぞ。」

「おれはカレーのトッピングじゃありません。」

守られる『eleven』→←守られる『nine』

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す