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(Aside)



部活のあとに買い出しに行くから、と少しだけ早く部活を切り上げさせてもらって、今は校門で花巻先輩を待ってるとこ。

先輩は今部室で準備とかしてるはずだから、もうちょっとかかりそう。

花壇の縁に腰を下ろして、ぼんやり考える。



昨日花巻先輩が言った、

『仲良くなりたい』

って言葉。


もしかしたらあれは私を言いくるめる為の嘘だったのかもな、って思うけど、それでも花巻先輩にそんなことを言われたらすごく嬉しい。

正直、最近はなんとなく避けられてた気がしたから。

俺より矢巾の方がいいでしょ、って感じで。



あのあとで及川先輩が花巻先輩に何か言って、顔を真っ赤にした花巻先輩にボコボコにされていた。

それを見て、もしかしたら……、なんて思ってしまう。


ま、ないか。 そんなことはないよね。



ちょうどそう結論が出たとき、「ごめん、待たせた?」なんて声がかかった。

ぱっと反射的に立ち上がって、いえいえと首を振る。


「全然待ってません! 私の方こそ付き合わせてしまってすみません……!」

「それは気にしなくていいの。俺が行きたいって言ったんだから」


じゃ、行くか、とのんびり歩き始める先輩。



さっきの、『待たせた?』ってやつ、なんかカップルみたい……?



それにしても先輩、やっぱり身長高いな。かっこいい。

私の二メートル先を歩く先輩の背中を見ながら歩いていると、先輩が急に立ち止まった。


「わ!!」


慌てて急ブレーキ。 危ない危ない、激突するとこだった。

なんとか立ち止まった私を振り返って、花巻先輩が笑う。


「なんでそんな後ろ歩いてんの、おいでよ」


……どうしよう、かっこいい。







青城の最寄り駅から2つ離れた駅で降りて、まずは薬局に向かう。


花巻先輩は自分から話題を出せない私を気遣ってか、いろんな話をしてくれた。

バレーのルールの話とか、あとは矢巾くんの話とか。


でも正直、ほとんどその内容は覚えてない。

ずっと、先輩のことを意識していたから。


肩がギリギリ触れ合わないくらいの、本当に真横に花巻先輩がいる。

その事実だけで、私の心臓を騒がせるのには充分だった。


まぁ、“肩”といっても私と先輩じゃ身長差がありすぎて、花巻先輩の肩と私の頭が、って感じだけど……。


「あ、……ずっと訊こうと思って忘れてたんだけどさ」

「はい」


……なんだろう。

花巻先輩を見上げる。






「松浦さんって、及川のファンなの?」

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殊梨(プロフ) - 冷凍庫さん» とっても嬉しいです、是非お願いしますm(._.)m (2019年10月3日 21時) (レス) id: a11fe8d0dd (このIDを非表示/違反報告)
冷凍庫 - イメ画を描いてもいいですか? (2019年10月2日 18時) (レス) id: 29ebb411a4 (このIDを非表示/違反報告)
殊梨(プロフ) - 黒伸☆〜(ゝ。∂)さん» 矢巾くんのポジション、どうするか凄く悩んだのでそう言っていただけてとても嬉しいです!ありがとうございます(_ _) (2019年8月29日 22時) (レス) id: 653275ba5c (このIDを非表示/違反報告)
黒伸☆〜(ゝ。∂)(プロフ) - コメント失礼します。主人公ちゃんとマッキーと矢巾んの三角関係が可愛くて大好きです!ああ!!3人とも幸せになれ!!と思いながら見てます!これからも頑張って下さい! (2019年8月29日 20時) (レス) id: d24404e68a (このIDを非表示/違反報告)
殊梨(プロフ) - 声優LOVEさん» コメントありがとうございます! わー嬉しいです(*/∀\*)頑張りますね〜! (2019年8月29日 19時) (レス) id: 653275ba5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:殊梨 | 作成日時:2019年8月17日 23時

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