特別クラス？ no side ページ6
現在、鈴はとてもソワソワしている。
理由は彩がいつも帰ってくる時間に帰ってこないからである……！
「鈴……お前、もうそろそろ夕飯食べたら？」
「彩が、遅いの。どっどうしよう。不審者に出会したのかも……」
「いやいや、まだいつもより5分遅いだけ「私、迎えに行ってくる！」おい…」
姉の行動力にもはや感心する他ねえと思う祐樹であった。
一方鈴は……全力で秀明へ走っていた。
通りすがりの人達は(え…なんか走ってる…はっやてかよく見たら美人じゃん)と思っていることだろう。
「あれ、彩？」
どうやら彩を見つけたようだ。
「彩、あ、彩が男の子と二人で……恋人！？」
というときにポケットが震える。取り出すとどうやら祐樹かららしい。
〔強盗が出たらしいから気をつけろよ〕
「ごうとう……ごうとう？……強盗っ！」
彩に駆け寄る鈴。驚く彩と彩と一緒にいる男子小学生。
「お姉ちゃん！どうしたの？」
「彩がいつもより遅いから心配になっちゃって……。そちらの子は？」
「はじめまして。黒木貴和です。秀明で彩さんと同じ特別クラスに入っています。」
「そうなんだ。……特別クラスって何かしら？」
「ああ、今日から私が編入することになったクラス。
成績にムラがある子とか波がある子とかが入ってるの。」
「秀明はそんなこともしてるのね。」
「うん。まだお試し、みたいな感じだけどね。」
「あ、黒木くん、彩を送ってくれてありがとうございます。」
「いえいえ、女の子1人は危ないですから。」
談笑しながら歩いている3人。顔がいいから結構見られてるけど、気づいてんの黒木くんだけっていう。
2人とも鈍いな。さすが姉妹。
あ、家着いた。彩がお礼を言って、黒木くんもそれに返す。黒木くんが帰ろうとするのを鈴が引き止める。
「待って黒木くん、今日は彩を送ってくれてありがとうね。
あと強盗が出たみたいだから帰り、気をつけて」
「……はい、ありがとうございます鈴さん。いい夢を。」
「ありがとう。おやすみなさい。」
「はい」
家に入ると彩がもう夕飯を食べていた。
「……お腹すいちゃった。」
鈴がそう言ったとき電話が鳴った。
「はい、立花ですが」
すぐ電話に出る鈴。鍛え上げられた素早い動きである。
「はい、彩にかわります。」
彩が駆け寄ってくる。
「わかたけくん？だって、どなた？」
「今日言った特別クラスの子。」
「そう」
用件は聞かない立花鈴！ドジっ子か！
そのままいろいろ終えて寝た。
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night(プロフ) - みぷくんさん» 気づいたところは直しましたが、まだあるかもしれません…。 (2022年1月5日 15時) (
レス) id: 0cc99a9693 (このIDを非表示/違反報告)
night(プロフ) - みぷくんさん» すみません！すぐ直します！ (2022年1月5日 15時) (レス) id: 0cc99a9693 (このIDを非表示/違反報告)
みぷくん - 若竹の竹ですがこっちの武です。 (2022年1月5日 13時) (レス) @page26 id: a292e0e664 (このIDを非表示/違反報告)
night(プロフ) - シーさん» コメントありがとうございます。そんな風に考えながら書いてます！ (2021年12月26日 18時) (レス) @page19 id: 0cc99a9693 (このIDを非表示/違反報告)
シー - 彩にお姉ちゃんがいるとこんな感じなのかなと思いました。 (2021年12月24日 22時) (レス) @page11 id: bdade2f463 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：night | 作成日時：2021年11月10日 20時
