立花鈴の日常2 鈴side ページ3
「雨強いね。」
「うん。あ、肩濡れてるよ。もっと寄って。」
肩を引き寄せられる。紗良乃の可愛いお顔が近づいてきて、頬が熱くなる。
「風邪ひいたら大変でしょー。あ、うち寄ってく？タオルあるし。」
「えっ、いいの？」
「いいっていいって。うちの母親も喜ぶわ。」
「うれしい。それじゃあお言葉に甘えて。」
少しして、紗良乃の家に着く。ドアの前に紗良乃のお母さんがいた。
「おかえり……あら！鈴ちゃんじゃない。久しぶり。はい、タオルよ。
待っててねもう一枚持って来るから。」
「ありがとうございます。おじゃまします。」
「どーぞどーぞ。お入りください。」
家の中に入るといい香りに包まれる。アロマキャンドルだ。私がほんわかしているとお母さんが戻ってこられる。
「はい、タオル。中に入って暖炉つける？」
「お願いします。あ、クッキー作ってましたか？」
「え！まじ！ヤッター！」
「ふふふ、気づいた？やっぱり鋭いわね。食べる？」
「いいんですかっ！嬉しい！」
「ええ。いいわよ。紅茶も淹れてくるわね。」
「ありがとうございます。お手伝いします。」
「あらありがとう。ほら、紗良乃も手伝って。」
「えーめんどくさーい」
「もうっ、いつもそればっかりで何もしないんだから。行きましょう、鈴ちゃん。」
紗良乃のお母さんと一緒にキッチンに向かう。もうほとんど作業は終わっていたのでほぼ運ぶだけだった。
クッキーはチョコチップクッキー、ハート型や花形がある。紅茶はセイロンのキャンディー、素直なさっぱりとした味が特徴。
「……いつも紗良乃のことありがとうね。」
「いえいえ、私が居たくて一緒に居るんですから」
「紗良乃はほら、良くも悪くもお嬢様っぽくないでしょ。だから小さい頃はお友達があまりいなかったの。けどね、鈴ちゃんと会ってから楽しそうに学校でのことたくさん話すようになったの。」
「本当に感謝してるわ。」
「私も紗良乃に感謝することばかりです。いつも紗良乃の明るさに救われていますから。」
「ふふっありがとう。さ、お茶の時間にしましょう。」
「おそーい。わ、クッキー美味しそ」
「うわ、紅茶か。」
「嫌いだもんね。これがコーヒーだよ。」
「うわ神。サンキュ。」
「紗良乃、もう少し綺麗に食べなさい。」
「えー」
2人の時間になってしまった。彩たちの分のクッキーだけもらって帰ろう。
「また来ますね」
「ええ、次はうちの子に勉強教えてね。」
「もちろんです」
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night(プロフ) - みぷくんさん» 気づいたところは直しましたが、まだあるかもしれません…。 (2022年1月5日 15時) (
レス) id: 0cc99a9693 (このIDを非表示/違反報告)
night(プロフ) - みぷくんさん» すみません！すぐ直します！ (2022年1月5日 15時) (レス) id: 0cc99a9693 (このIDを非表示/違反報告)
みぷくん - 若竹の竹ですがこっちの武です。 (2022年1月5日 13時) (レス) @page26 id: a292e0e664 (このIDを非表示/違反報告)
night(プロフ) - シーさん» コメントありがとうございます。そんな風に考えながら書いてます！ (2021年12月26日 18時) (レス) @page19 id: 0cc99a9693 (このIDを非表示/違反報告)
シー - 彩にお姉ちゃんがいるとこんな感じなのかなと思いました。 (2021年12月24日 22時) (レス) @page11 id: bdade2f463 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：night | 作成日時：2021年11月10日 20時
