第11話 置いていかないで ページ14
「宗三さん!行か、ないで
行かないで下さい!」
彼に私は初めて出会った時から、恋をしていたのかもしれない
「お願、い、だから」
彼を失う事が、こんなに恐ろしくなるなんて···
宗三さんは俯いて、何も答えてくれない
「···お小夜、貴女それ本気で言っていますか?」
しばらくして発せられた言葉
答えは決まっている
「もちろんです···!」
「_____________」
「え」
宗三さんから告げられた言葉はあまりにも酷で
私の心に、深く深く突き刺さった
宗三さんはあの言葉をどんな気持ちで言ったか
私には想像がつかない
たった一言の、とてもシンプルな言葉だった
「では、さようなら、お小夜」
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里樹 - 名無し様!ご感想ありがとうございます。そうですね、確かにこの話は今思えば大分新しい切り口ですねw (2019年8月24日 2時) (レス) id: 69b33ec2b6 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 新しい切り口のお話でとても好きです!読みやすく、場面が浮かんでくることに感動しました…! (2019年8月18日 20時) (レス) id: 7c9fe9a3cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:里樹 | 作成日時:2019年5月31日 0時