逢いたくなかった。(桃) (ページ2)

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昔の白雪目線

私は幼稚園から小学校へ上がった。

最初は友達を作るのに必死で、合わない人とも無理やり合わせていた。

そんな時、一人の男子が言った。

？「何でAちゃんの目は青いん？」

…私は今まで気にも留めなかった事が、他の人と違うと言うことを学んだ。

最初はその質問から始まって、どんどん答えるに連れて私の周りには人が居なくなった。

私の目は皆んなとは違い、とっても、とっても恥ずかしい事なんや。

そう幼き時に思った。

そこからバイ菌扱いをされ、無視をされ、陰口を言われ、不幸を呼ぶ、とまで言われて居た。

それは苦痛なもので小学校生活は苦でしかなかった。

そんな時、一番を私をバイ菌呼ばわりして、皆んなに近付かせないようにしたのは…………

小瀧望君だった。

ハッキリ顔も、声も覚えている。

そりゃあ良い思い出よりも悪い思い出の方が残るもので、今でも私は自分の目が嫌いだ。

前髪で目を隠している。

クラスでは人間関係を上手くしてるさ。

目を隠していれば普通で誰も離れない。

私は、私の人間関係を崩した人が来るなんて、この時は知る由もなかっただろう。