私は良心で行っただけ…【すとぷ】【青】

第25話 新しいスマホ ページ30

Aside

こ｢Aちゃんお願い…っ。僕だけを見て…っ！他の誰も、見ないで…｣

…泣きながら言われる。
なんでそんな事言うの？
あなたには彼女がいるじゃない…！

こ｢この前ジェルと会ってた。その前には男2人と遊んでた。たまたま見つけた。Aちゃんが他の男といると、イライラするんだよ｣

…

A｢だったら、なに？やめてよ…そんなこと言うの、変に期待させないでよ。ころんくんには、彼女が居るでしょ？彼女さんにこんな場所見られたら大変なことになっちゃうよ？｣

違う、嬉しいよ。こんなに必要としてくれて凄く嬉しい。
でも裏腹に彼女がいるのに、なんで私なんかに？って少し自分が傷ついたってことをわかってほしかった。

だから、無意味に逆ギレをしてしまった。
謝らないといけないのに、謝りたくない。

…
？｢ころちゃん何してるの？｣

2人同時に声のするほうに振り向いた。
私たちはまだハグをしている状態だ。

1番なって欲しくないことなのに

A｢ころんくん、離して！｣

こ｢ちょっとまって！Aちゃん！｣

私は怖くて、またあの子に会いたくなくて、ころんくんの抱きしめてる腕を振り払って逃げた。


ころんside

こ｢Aちゃん…。…っ。何しに来たんだよ、魅空。｣

最悪だ。Aちゃんを泣かせてしまい、怒らせて、帰っちゃった。
僕、どうすればAちゃんに好かれるのかな？

やっぱり、こいつと別れるしか…いや、でもAちゃんに迷惑かけるなんて…

み｢用はないよ。ただ、ころちゃんに会おうと思ってこっちに来たらAちゃんところちゃんが抱きしめ合ってるから、どうしたのかな？って思ったの｣

こ｢また、僕を脅すの？｣

こいつならやりかねない僕を脅して彼女になるのを延長しようとする。

み｢…いやだな。違うよ。｣

苦笑いをして話していた。なんなんだ？

こ｢じゃあ、なんのつもり？僕がAちゃんの事好きなの知ってるくせに｣

み｢知ってるよ。だから、来たの。これあげる｣

魅空からスマホが投げ渡される。
妙に真剣な顔をして話を進めてくる。

み｢それ、この前まで使ってたやつだよ。ロックも外してある。さっきね、新しいスマホを買ったの。｣

何の話だ？
こ｢だからなんだよ｣

み｢話は最後まで聞いてね？新しいこっちのスマホにはそっちの古いスマホのデータを移行してないの。だから、そのスマホ、好きに使ってよ｣


それってつまり、もう脅されないってこと？

み｢もう、別れよっか私達｣

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