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第２５話 ページ35
ヨミ「初めてKの曲を聴いた時は、少しだけ救われたような気がしたの……」
ヨミ「だから、Kの傍で探せば、見つけられるかもしれないって思った」
ヨミ「でも、それじゃ足りなかった」
足りないし、見つけられない
奏「……救えて……なかった……?」
ヨミ「Kと一緒にいても見つからないなら、もう自分で見つけるしかない」
ヨミ「……ミク、もうこれ以上、この人達と話すことはない。ここから追い出して」
ミク「……そう」
ミク「……あなたは、本当にひとりで見つけられるの？」
ヨミ「ミクが、私が、まだ私を見つけられるって言うのなら全部捨てでも探し出す」
そう、全部捨てでも……
ヨミ「……私には、それしか残されてない。もしそれでも見つけられないなら、私はもう……消えるしかない」
ミク「……」
絵名「だから、あんたさっきから何言ってるのよ！救われたとか消えるとか、バカじゃないの!?」
司「仙道……」
瑞希「うん。一度ちゃんと話そうよ。ミヨもちょっと変だしさ」
ヨミ「変?私が変なら、あなた達だってそうでしょ」
?「だって本当は、Kも、えななんも、Amiaも、Glareも誰よりも消えたがってるくせに」
４人「「「「……っ!」」」」
だって、そう思うでしょ？
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