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Ce monde ページ38

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「……だ、さん、松田さん、分かる?」





「…………はっ、」






段々とぼやけた景色から目の焦点があってきて。




俺をのぞき込む看護師さん。






「……っ、はぁっ、……ふっ、」






何これ。





……めちゃくちゃ苦しい。






「大丈夫ですよ、……直ぐに楽になりますからね」






なんて駆けつけてきた優しそうなお医者さんがそう言ったけれど、全然楽にならなくて。






あ、ココ、コネクトエトランジュで見た病院だ。





苦しい、息ができない。








…え。俺、死んじゃうのかな。






直ぐにソラノムコウへ戻ったら、海斗はどんな顔をするのかな。






ノエルは、チャカは、カイトは。





きっと、皆、喜んでくれる訳ない。







それと、何より。







「……し、…………ずっ、……っ!!!」








そうだ。


俺は、シメのしずさんを見つけるまで、絶対死ねないんだ。








だからどうにかしてよ、先生。









目の前のお医者さんに必死に訴えるようにして見ていたら、驚いたように目を丸くした先生の顔が見えた気がしたけれど、








やっぱり息苦しさには耐えられなくって、俺は意識を手放した。

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うらの(プロフ) - 初めまして。作品があまりに素敵で感動しました。随所に心がまっすぐなmtさん心がきれいなmcさんの気持ちが見れてとても心が暖かくなりました。素敵な作品をありがとうございました。 (9月22日 23時) (レス) @page50 id: 188a7a4fbd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗彩 | 作成日時:2022年1月21日 0時

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