検索窓
今日:6 hit、昨日:6 hit、合計:29,157 hit

. ページ37

.




「…………げんた、」






俺の名前を呼んだ海斗が俺に向かって両手を広げた。




「…かいと、」








海斗のしたい事が分かって、ゆっくりと海斗に近づいて、海斗を抱きしめた。




海斗に触れた瞬間俺の身体からキラキラしたものが溢れてきて、海斗が見えずらくなってきて。







「……かいと、」







「………げんたっ、」







何度も何度も確認し合うように名前を呼びあって。







額をくっ付けて、よく見えなくなった海斗を目に焼き付けるように見つめる。









「……かいと、あいしてるよ、…ずっと、」







どちらからともなく目を瞑り唇を重ねた、その刹那。







ふわっと身体が宙に浮く感覚があって、目の前が真っ白に。








“ごめんねぇ、ちょっと苦しいかも、”








身体の内側からノエルの声がしてきて。




その瞬間。










「…………っ、、!!!」

Ce monde→←Moon étranger



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
167人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

うらの(プロフ) - 初めまして。作品があまりに素敵で感動しました。随所に心がまっすぐなmtさん心がきれいなmcさんの気持ちが見れてとても心が暖かくなりました。素敵な作品をありがとうございました。 (9月22日 23時) (レス) @page50 id: 188a7a4fbd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紗彩 | 作成日時:2022年1月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。