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「…………げんた、」
俺の名前を呼んだ海斗が俺に向かって両手を広げた。
「…かいと、」
海斗のしたい事が分かって、ゆっくりと海斗に近づいて、海斗を抱きしめた。
海斗に触れた瞬間俺の身体からキラキラしたものが溢れてきて、海斗が見えずらくなってきて。
「……かいと、」
「………げんたっ、」
何度も何度も確認し合うように名前を呼びあって。
額をくっ付けて、よく見えなくなった海斗を目に焼き付けるように見つめる。
「……かいと、あいしてるよ、…ずっと、」
どちらからともなく目を瞑り唇を重ねた、その刹那。
ふわっと身体が宙に浮く感覚があって、目の前が真っ白に。
“ごめんねぇ、ちょっと苦しいかも、”
身体の内側からノエルの声がしてきて。
その瞬間。
「…………っ、、!!!」
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うらの(プロフ) - 初めまして。作品があまりに素敵で感動しました。随所に心がまっすぐなmtさん心がきれいなmcさんの気持ちが見れてとても心が暖かくなりました。素敵な作品をありがとうございました。 (9月22日 23時) (レス) @page50 id: 188a7a4fbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紗彩 | 作成日時:2022年1月21日 0時