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「…なんで、ぉれは、笑ってた方が、良いんでしょ ？」
「……そりゃあ、笑ってた顔の方が嬉しいけど、……だからってチャカの気持ち抑えるのは違う、」
“泣きたい時は、思い切り泣けよ”
「……っ、……ずっと、…ずっと苦しかった…！…誰にも相談できなくって、カイトにも嘘ついてっ、…！」
ぽろぽろと涙を零しながら、胸の内を吐き出したチャカ。
四人で暫く号泣したあと、お互いの泣き顔を見て、笑いあった。
「…マツクラ、行くんでしょう？…おばあちゃんのところ、」
チャカの言葉に、海斗が驚いた表情を浮かべた。
「…ぇ、なんで、」
「…ふふ、ノエルから聞いたんだ、良かったよ、マツクラが決心できて。……元太って本当にすごい奴だな、」
「…へ？おれ？ケイの話だったじゃん、今、」
急にすごい奴、なんて言われて戸惑っていれば、あはは、と三人が笑い出す。
「えぇ、なんだよー、どういう事だよぉ、」
「…バカな元太は、ずっと知らなくていいよ、」
なんて馬鹿にしたように笑ったカイトに続けて、チャカと海斗がまた笑った。
「…ほら、こんな事してたら、時間なくなっちゃうよ、早く行っておいで？」
「…ぁ、そうだね、元太、行こう？」
「…へ、時間？」
悲しそうに一瞬だけ目を伏せた海斗だったけど、その“時間”の意味は教えて貰えないまま、カイトとチャカに手を振って、俺らはレインエトランジュを出た。
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うらの(プロフ) - 初めまして。作品があまりに素敵で感動しました。随所に心がまっすぐなmtさん心がきれいなmcさんの気持ちが見れてとても心が暖かくなりました。素敵な作品をありがとうございました。 (9月22日 23時) (
レス) @page50 id: 188a7a4fbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗彩 | 作成日時：2022年1月21日 0時
