オタク少女、キミガシネの世界に来た【キミガシネ】 (ページ41)

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39話ページ41

A視点

サラ「…カイさんは、言わないんじゃ…ないんです。」

『……サラ………………。』

サラ「…言えないんですよね…？」

カイ「…」

ジョー「なに言って…！」

サラ「ルールブック②には、こう書かれていた…」

サラ「占いの力で鍵番の持ち主はわかるが、占いの結果にウソをついてはいけない。」

『……あ……あ』

サラ「持ち主がわかるとしか書いてないんだ…」

カイ「…」

カイ「……………」

ソウ「絵柄を言えないカイさんこそ、本物の賢者だったんだ。」

カイ「……………」

カイ「…」

カイ「…ふ」

カイ「ふふふふふ…」

カイ「命運…尽きましたか。」

『私に、投票…して…』

皆は耳を傾けてはくれない。

ソウ「惜しかったね」

Q太郎「き、きさん！！やっぱカンナにウソをつかせてたがや！！」

ソウ「そんなことより、カイさんの話を聞こうよ。」

ソウ「最期の話をね…」

カイ「絵柄の話になった時…危ないなと思いました」

カイ「すっとぼけようかと思いましたが…もはや妥当性から投票の筆頭が私になるのは明らか…」

『…あ…ああ…あ……』

カイ「ですが…ですが…私は…」

カイ「ﾀﾋにたくありま…せん…」

『やめて！お願いだから！私に投票してよぉ！！！』

全員「…！」

ケイジ「カイ…A…」

カイ「身代は…ジョーくんでしょう。」

カイ「私には確信があります…賢者に成り代わるような行動が見受けられた。」

カイ「だからこそお願いです…ソウくんに投票してください…！！」

ソウ「あはは、なんでボク？」

カイ「彼は危険な男です！！必ずチームワークを乱し、皆を危険に陥れる…！！」

カイ「私は確かに誘拐犯と接触がありました！しかし、生かしてくだされば、全てを話します！！」

カイ「脱出に有用な情報は私の手の中に…！！」

ソウ「じゃあね。カイさん」

『………っ……』

ジョー「み…みんな……騙されるなって…オレが…」

ホエミー「投票の時間です。私語を慎むように。」

私を…殺さないでください…!
『私に…投票してください！！！！！』

Aに投票しますか？

はい

結果発表

ジョー 3票
ソウ 3票
カイ 4票
A 3票

カイ「…………」

ソウ「残念だったね…。カイさんとAさんの負けだ。」

カイ「…わかっていました。あなたに身代の可能性がある限り、選ぶのはリスキー…」

ソウ「それだけじゃないさ。」

『あ、ああ……あ……あ……』