オタク少女、キミガシネの世界に来た【キミガシネ】

35話 ページ37

A視点

アリス「レコにも二度とツラを見せるなって絶縁されたわ！」

アリス「なのに…笑えないわっ！！こんな所で会うなんて…！！」

レコ「もう私とこいつは赤の他人なんだ。」

レコ「こいつのせいでカンナ達に怖がられるのが嫌だった…。」

『……もう名前も呼ばれなくなってるじゃないですか……』

アリス「うっさいわね！」

レコ「だから、起きたこいつに私から関係を隠そうって言ったんだ。Aにも言わねぇように言ってたんだ。」

レコ「…みんながナオを捜しに行ったあの後に…！」

サラ「…そうだったんですか…。」

アリス「……」

キャーアリスサンメソラシテンノカワイイヨー

アリス「…フン。オレはただの殺人犯だ。」

アリス「だがレコは違う。真っ当な人間なんだ」

アリス「…それだけは言いたかった…。…クソッ」

『…シスコンですねぇ……』

ケイジ「…誘拐犯とのつながりは否定するんだね？」

アリス「ああ…」

アリス「なぜ連れてこられたか…今もわからない。」

ケイジ「…」

アリス「ククク…信用もないよな…そりゃ…」

アリス「ただの殺人鬼の戯言だ…ククククク……」

しょんぼりしてんねぇ……

ケイジ「…思ったんだけどさー。Aちゃん。異世界から来ててこのゲーム何回もやってるんだよねー？」

『はい。』

ケイジ「…なら身代と選ばれた存在……。言ってくれないかなー。」

『！』

…嫌だなぁ……。

『……イヤだと言ったら？』

ケイジ「なんでイヤかわかるまでサラちゃんと舌戦して貰うかなー。」

サラ「なんで私なんですか！？」

『……まぁ、イヤですね。……というか身代を持ってる人が変わったかもしれませんし。』

ケイジ「なんでかな？」

『あのですね、身代がうんたらこうたらーって話をその身代さんに聞かれて、そのカードの見た目とかそういうの教えたんですよねー。……ですが、その身代さんは優しい人なので取ったかもしれません。』

ケイジ「……ふーん……」

圧が凄い！

『あ、ついでに1個言わせてください。』

『私予知者です。』

Q太郎「なんで言ったぜよ！？投票されるかもしれないんだぞ！？」

『……いや、別に良くないですか？その方が平民側有利ですし。』

サラ「なら、それで出た候補者を言ってください。」

『………………………………』

『…………………………』

『……イヤです。』

サラ「……え？」

『イヤなもんはイヤなんです。』

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