オタク少女、キミガシネの世界に来た【キミガシネ】

21話 ページ23

A視点

サラ「その音とは？」

アリス「…しらばっくれるなよ。お前。」

サラ「え…！？」

アリス「胸に手を当てて考えるんだな…」

『音…とはいったい何を聞いたんですか？』

サラ「私もそれが気になります」

アリス「そのすっとぼけた所…ムカつくぜ…！」

『私たちにまた何か聞きたいことは？』

アリス「…そこのオレンジ髪…何人を手にかけた…？」

サラ「ど、どういうことですか？」

アリス「オレは知ってる…。とぼけても無駄だ。」

…ゲームの選択肢には無かったけど…。

私一応コルクを全部の所にいれたんだよな。

…脅しが一番かな？

『はぁ…もういいです。貴方は用済みです。』

アリス「なっ！なによアンタ！？」

『…ﾌﾌｯ話さなかったからですよ？後悔しても知りません。』

アリス「…な、何をする気だ！？」

ｶﾁｬｯ(銃口を向けた音)

『…見た通りですが。』

『貴方は用済みなのです。まだ話してくれるなら殺す気は1ミリもありませんでしたが…仕方がありませんね。』

アリス「…撃つ勇気はあるのか？というか、それには弾が入っているのか？」

『…ﾌﾌｯどうでしょうか？入ってないと思いますよね。…見ててください。』

Ban

私はカイさんの足元を撃った。

アリス「は、話す！話すから！」

『…良いですよ。これが最後のチャンスです。』

アリス「ぐぬぬぬぬぬ」

アリスさんのぐぬぬぬぬぬ可愛い。

『さっき言った通り、音とは？』

アリス「…銃撃戦の音だ。」

Q太郎「なんだとぉー！？」

アリス「オレの耳は捕らえた…。9つの銃声…。最大で9人は…ﾀﾋんだ！！」

ケイジ「あー…ロシアンルーレットのことだね。それ。」

アリス「音が鳴りやむのを待ち、オレは様子を見に扉を開けた…」

アリス「立ち尽くしていた…！！銃を持った殺人鬼が…！！そして執拗に追ってきた…！！オレを…！！」

アリス「オレンジ髪！！お前がな！！」

ジョー「えーっと…ビビって隠れてたら銃声がしたもんで大パニックになって…更にリボルバーを持ったサラを見て泡吹いて気絶？」

『もっと省略したらビビって隠れてたら銃声して大パニック。銃を持ったサラさんを見て気絶。だね。』

アリス「アタシに不利な要約はやめなさいよ！！」

『私らは同じ境遇です。協力してくれますか？』

アリス「…お前オレの話を聞いたか…？誰がお前なんかと…」

サラちゃんはこれまでの経緯、ロシアンルーレットの話をした。

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