私の物語。

わたし色の空へ【4】 ページ30

＿side なし

ゆめ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。私はどうすれば...」

ゆめ「ステージで歌うひめ先輩を見て、私もそうなりたいと思ったけど...あ！」

すばる「ん？」

ゆめ「だぁー！！よっしゃー！！うわっ、うわぁー！」

すばる「おい、大丈夫か？」

ゆめ「勝った！」

すばる「はぁ？あはは、あははは」

ゆめ「なによ！」

すばる「顔真っ赤。やっぱゆでたこだ」

ゆめ「もー！やめてよ、それ！」

すばる「俺のペースについてくるとは、なかなかやるじゃん」

ゆめ「ダッシュが良くても、合格できないし...」

すばる「あ？」

ゆめ「組み分けオーディション。もし、合格できなかったら...」

すばる「お前、合格したいの？」

ゆめ「ぇ？」

すばる「大事なのは”合格できるか”じゃなくて、”自分が何をしたいか”じゃねぇの？」

ゆめ「え？」

すばる「やりたいことがあるから四ツ星学園に入ったんだろ？だったら、それに向かって突っ走れよ。今みたいに。じゃあな！」

ゆめ「私がやりたいこと...そっか！」

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