わたし色の空へ【3】 ページ29
ツバサ「そう。私は最初、歌組にいた」
ゆめ「本当なんですか？」
ツバサ「四ツ星学園の1番の花形、歌組のトップになることが私の夢だった」
ツバサ「私は歌組のオーディションも合格したし、手応えも感じた。でも、そこにはひめがいた。誰にも負けるつもりはなかった。ひめのステージを見るまでは」
ツバサ「私は直感的に思った。歌組のトップは彼女だと。これからどうすべきか考えていたとき、劇組の八千草桃子先生が現れた」
〜
桃子「ん〜、いい風。どこかへ、飛んで行っちゃいたい気分。ん〜」
ツバサ「あ、危ない！」
桃子「んふ。なぁんてね」
ツバサ「冗談はやめてください！」
桃子「気分転換よ。だってあなた、世界は終わったぁーみたいな顔してるからさ」
ツバサ「え？」
桃子「花の歌組でトップにならなきゃ意味がない。そう思ってるでしょ？」
ツバサ「ぁ」
桃子「あはは、小さい、小さい。あなたすっごくいい翼を持ってるのに、ぜーんぜん飛んでない」
ツバサ「飛んで？」
桃子「ねえ？鳥はどうして飛べると思う？」
ツバサ「翼が、あるから」
桃子「飛ぼうとする意志があるからよ」
ツバサ「ぁ...！」
桃子「役者という仕事はねぇ、誰かと競うんじゃない。自分との戦いなの。演じ方に正解はないから、いっつも悩んでばっかり。それでも自分なりの正解を求めて、翼を広げて飛び続ける。それが、鳥の劇組よ
ん〜、いい風新しい世界へ飛び立つには絶好の日ね」
〜
ツバサ「私は自分と戦うため、組替えをして、劇組に入った。私は劇組のトップだが、これで終わりじゃない。世界は広く、そして道は1つじゃない。迷い、悩み、あがいて夢に辿り着くこともある。じゃ」
ゆめ「あ...ありがとうございました！」
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Orange - 黒闇 蓮さん» 返信遅れてすみません！ルールは大切ですから1人でも多くの方に知って貰いたかったので、こちらこそありがとうございます (2021年2月10日 19時) (
レス) id: 14f552fd6c (このIDを非表示/違反報告)
黒闇 蓮 - 宣伝ありがとうございます！ (2021年2月7日 15時) (レス) id: 6840ce10b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Orange | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Belle/
作成日時：2021年1月26日 19時
