私の物語。

わたし色の空へ【1】 ページ27

＿side なし

アンナ「歌の基本は発声だ。できる限りなが〜く声を出してみよう。よ〜い、スタート！」

生徒「あー」

アンナ「Ok、そこまで。うーん、声がほぐれてないなぁ。まずは体をほぐすところからLet'sスタート！」

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ゆめ「ローラ凄いね。まだまだ余裕って感じ！」

ローラ「私、子供のころからレッスンしてるし」

ゆめ「子供のころから？」

「へぇ〜、凄いなぁ」

ローラ「ゆめと雛は？何か習い事してた？」

ゆめ「小学校では、バレーボール部に入ってたよ。毎日走り込みをして、声もいっぱいだして。私、1番声が大きかったんだよ。だから、体力と大声には自身があるんだ！」

ローラ「声出しと発声法は違うから。で、雛は？」

「私？私はダンス部。先輩後輩関係なく踊れて楽しかったなぁ」

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《青空ひよこ！君のようなひよっこは足手まといだ！帰れ！》

《ツバサ:いいえ、帰りません！私はドジでのろまなひよっこだけど、だけど、いつか青空へ羽ばたきたい。ひよこはCAになります！》

ゆめ「なるんだ、ひよこちゃん。CAになるんだ」

ローラ「今のシーン泣くとこ？」

ゆめ「だって、ひよこちゃんの気持ちが凄い伝わってきてさぁ！！」

小春「ゆめちゃん大好きだもんね。朝ドラのCA物語。やっぱりツバサ先輩の演技が凄いんだよね」

ゆめ「うんうん」

ローラ「ていうか、誰？」

小春「初めてのまして七倉小春です。ゆめちゃんちゃんとは幼馴染みなんです」

ローラ「そっか。私はゆめと同じクラスの桜庭ローラ。よろしく」

小春「よろしく、ローラさん」

ローラ「呼び捨てでいいよ。一緒にランチしよ、小春」

小春「え？あ、喜んで、ローラ！」

ローラ「組み分けオーディションはどこにするの？」

小春「私は美組」

ローラ「そうなんだ」

小春「ローラは？」

ローラ「私は歌組」

小春「じゃあ、ゆめちゃんと一緒だね」

ゆめ「え？」

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