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side Takeru
昨日の匠海の様子を理人と大夢から聞いたら、京ちゃんが俺らの出番だなって。
尾「、疲れてるのに来てくれたん？ごめんな、…」
藤「いやいや…、匠海こそまだキツそうじゃん」
尾「慣れてきたから大丈夫、それより今日も休んで本当にごめん、」
後「それ全然大丈夫やないから、」
目は赤く充血してるし、額に貼られた冷えピタはもう温くて意味がない。
京ちゃんが冷えピタを貼り替えながら話し出す。
藤「ドラマとINI、あの大変なスケジュールだったのに両方とも完璧ですごいなっていつも皆で話してた。
外で匠海が頑張ってる分、俺たちも今できることを頑張らないとって。
匠海が頑張った自分を褒めないから、俺らは心配してる。
匠海が今考えてること、俺は知りたいんだけど」
直球ストレートな京ちゃんの言葉に、匠海は困ったように背を向けてしまった。
藤「たまには辛いことも苦しいことも共有してもいいんじゃない？
柾哉くんも言ってたでしょ、俺たちもう家族だし仲間なんだから」
少し間が空いて、ふっと息を吸う音とともに目の前の背中が小さく揺れ始めた。
顔は見えないけど、静かに泣き出した匠海の肩を叩く。
もう色んなことがしんどいんやろな。
後「匠海が一人でしんどい思いしてるのは、俺らも辛いから教えてほしいな」
尾「……ドラマ、難しくて、大変やった。
移動とかもちょっとしんどい時あったし…
やっとリハ出られるってなったらこんなになって、
早く治さないとって思えば思うほど、眠れなくなる、
…全然頑張れてない、ずっと皆に迷惑かけてる自分が嫌になる、」
匠海の本音を聞けて、少しほっとした。
泣きながら話すから、呼吸が苦しそうで。
少しでも落ち着けるように叩く力を少し強めた。
藤「匠海は頑張ってるから。
匠海がそう思わなくても俺らはみんなそう思ってる」
後「迷惑だなんて思ってない、心配だから来てる。
俺が体調崩してリハ来なかったら迷惑だなって思うん？」
尾「、思うわけないやろ」
藤「それと同じよ。だからさ、今はなーんにも考えなくていいの。
俺たち今日ずっといるから、安心して寝てください」
うん、と頷く匠海の頭を雑に撫でる京ちゃん。
数分後、まだ苦しそうだけど寝息が聞こえ始めた。
匠海が頑張ってること、ちゃんと俺らはわかっとるよ。
これからも皆で助け合って、しんどいことは分けあって進んでいこうな。
end.
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あん(プロフ) - どタイプな作品です(><)今後とも頑張ってください！ (2023年4月6日 0時) (
レス) id: 44c4cffd43 (このIDを非表示/違反報告)
でーちゃん - 次の更新楽しみしてます!頑張ってください! (2023年2月23日 11時) (レス) id: 0bc2c4ce83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れ | 作成日時：2023年2月23日 9時
