___ ページ9
.
side Rihito
昨日あの後、柾哉くんと洸人、スタッフさんによって病院に担ぎ込まれたたくみん。
疲れとストレス、そう言われたって。
だから、とにかくちゃんとゆっくり寝て休んでくださいと。
本人は今日もリハに来たがったそうだけど、流石に各方面からストップが出たらしい。
西「体のキツさもあると思うけど、結構罪悪感というか思い詰めた顔してたから…休めてるかな、匠海」
いつも前向きなたくみんは、ときどきびっくりするくらいに後ろ向きになっちゃう日がある。
俺の今日の予定は幸いにもリハだけ。
終わったら様子を見に行って、休んでも大丈夫やでって伝えようと決めた。
.
ドアを開けると、すぐにたくみんの瞼が開く。
池「ごめん、起こした」
尾「いや、起きてたから大丈夫、」
�癲屬�腹空いてる？色々買ってきたけど」
尾「あー、…食べようかな、」
一緒についてきてくれた大夢くんからの問いに答えると、だるそうに起き上がった。
�癲嵬詰�しないで、食べられるだけでいいからね？」
尾「ん、でも食べんと治らないし、」
見てるこっちからしたら、そんなに食欲はなさそうなんやけど、たくみんは食べる手を全然止めない。
早く治さないとという意志で、明らかに無理やり食べているように見えて思わず止める。
池「そろそろお腹いっぱいになってきたんちゃう？」
尾「…そうかも、残してごめん」
�癲崛漢蛎臂翩廖∧夘佞韻討�るね」
ついでに、と検温すると昨日とあまり変わらない体温。
こんな熱続いてたらキツいやろ。
尾「、りひと、今日のリハどうやった、？」
池「いつも通りよ。今出られなくても本当に大丈夫やから、たくみんはゆっくり休んで」
尾「そっか、うん、ありがとう…」
そう言ってたくみんは瞼を閉じる。
しんどそうではあるけど寝息が聞こえてきて、大夢くんと俺は小さい声で話したりスマホを弄ったりしていた。
数十分後、突然たくみんが起き上がって。
�癲崗�海どうした？」
尾「や、ちょっと…」
そのままふらふらとベッドから出て、トイレに入ってしまった。
鍵が閉められたドアに耳を寄せると、恐らく吐いているであろう音が聞こえる。
池「たくみん、戻しちゃってるかも」
�癲崋�さないとって、明らかに無理して食べてたもんね…」
数分後に出てきたたくみんは更にふらふらで、なのにごめんなと謝るから、どういう顔をしたらいいかわからなかった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 374人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あん(プロフ) - どタイプな作品です(><)今後とも頑張ってください！ (2023年4月6日 0時) (
レス) id: 44c4cffd43 (このIDを非表示/違反報告)
でーちゃん - 次の更新楽しみしてます!頑張ってください! (2023年2月23日 11時) (レス) id: 0bc2c4ce83 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れ | 作成日時：2023年2月23日 9時
