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side Kyosuke
急ぎ目に夕食を食べ終えて、残りのメンバーで部屋に向かう。
田「おかえり、ちょっと前に寝たところ」
尾「西くんと京介に別の部屋用意してほしいって言ってた、これやと二人が休めないかもって」
西「え？そんなん気にしなくていいのに、」
全くもって洸人くんの言う通り。
俺たちだって疲れていないわけじゃないけど、それと理人が具合悪いのはまた別の話で。
寂しがり屋なくせにいつもはふざけてしか甘えてこないから、こんな時くらい、うんと甘やかしたい。
ということで、心遣いだけ有り難く受け取っておく。
皆でしばらく部屋にいたけど、理人の眠りも深そうだしと今のうちに再び温泉へ行くことにした。
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部屋のドアを開けると、布団の横に蹲る長身が目に入る。
藤「理人どうした？大丈夫か、」
池「、…なんで、」
駆け寄ると、少しだけ頭が上がって、不思議そうにこっちを見て。
その僅かな動きで、体がぐらっと揺らいだのを慌てて支える。
真っ赤な顔、服を通して伝わってくる体温が熱い。
藤「一回座ろ。何したかった？」
池「、喉乾いて、」
取りに行こうと思ったら眩暈して、とカスカスの声で続ける理人をゆっくり座らせて。
フェンファンくんが買ってきてくれたスポドリを注いで渡す。
池「てか、なんで…？他の部屋行ったと思ってた、」
藤「うん、匠海から聞いたけど。せっかく皆で旅行に来てるんだから一緒にいようよ」
池「…俺のことは気にしないで休んでな、京ちゃんも洸人も疲れてるんやから…
こんなの寝てたら治るし、」
藤「ありがとう。理人が寝たら俺たちも寝るから、ね？」
体温計を手に取って横になった理人の脇に挟んで。
意志が強い瞳はいつもと違って不安そうに俺を見上げるから、いつの日か落ち着くと言ってくれた時のように大丈夫を込めて肩を摩る。
取り出したディスプレイには高い数値が表示されていた。
藤「寒かったりとかはしない？」
池「ん、平気、」
西「あれ、理人起きてんの」
そっと静かに現れたのは手にアイスノンを持った洸人くん。
帰りにフロント寄る、と別れたのはこれを借りるためか。
池「おかえり、」
西「ただいま。キツそうだね、これ使う？」
池「ありがと、」
アイスノンを敷くと、洸人くんが髪を掻き分けて頭を撫でる。
西「お疲れ様、頑張ったね。早く治れー、」
布団を掛け直すと、嬉しそうに、でも少しだけ照れ臭そうにはにかんだ理人は目を閉じた。
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あん(プロフ) - どタイプな作品です(><)今後とも頑張ってください！ (2023年4月6日 0時) (
レス) id: 44c4cffd43 (このIDを非表示/違反報告)
でーちゃん - 次の更新楽しみしてます!頑張ってください! (2023年2月23日 11時) (レス) id: 0bc2c4ce83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れ | 作成日時：2023年2月23日 9時
