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side Masaya
藤「二人ともありがと、将吾くんさっき寝たとこ」
後「あとよろしくな、」
お昼前、たじの家に着くと午後から仕事がある二人はバタバタと帰っていった。
同じくオフだったフェンとたじの様子見に行く？なんて話していたけど、昨日京介から連絡がきて入れ替わりでお邪魔することに。
京介から聞いたたじの調子はかなり悪そうで、心配になる。
最初は穏やかに寝息を立てていたけど、着いて10分もしないうちにパッと目を覚ました。
フェンと俺を捉えた瞳は、何かに怯えているようで。
許「おはよう、二人と交代で来ちゃった」
木「まだしんどそうだね、」
フェンがそっと赤い頬を触り、その上にある隈を撫でる。
その隈がどんどん濃くなっていくのに、多分みんな気づいていた。
でも、誰も上手く助けられなかったのがたじをここまで苦しめてしまったんだと思う。
田「…ごめんね、来てくれてありがとう、」
洸人とフェンと話していた。
きっとたじの不調はストレスとか、精神的なものから来ている。
だから俺らはその原因を見つけて失くして、安心させようって。
木「俺、たじみたいに上手く話を聞けないから単刀直入に聞くね。
何か悩んでることとか困ってることある？」
許「言いたくなかったらいいんだけど。
洸人とか言いやすい人に言ったりとか。
でも将吾のこと、大事だから」
たじの瞳が揺れる。
田「…、あるかも」
いつからか漠然とした何かが怖くて不安で眠れないこと、寝ても変な夢を見ること、そこから体調を崩してみんなに迷惑をかけていること
ぽつりぽつりと話してくれた。
田「、そんなこと？って感じだよね、」
許「そんな風に思わないよ、教えてくれてありがとう」
自嘲気味に微笑んだたじの手を握るフェン。
田「でも、みんながいてくれるとなんか安心して寝られてる気がするんだよね。
だから、俺もありがとう」
その微笑みは、いつもの優しいもので。
木「じゃあたじが嫌じゃなかったら、今日泊まっちゃおうかな〜」
許「将吾が元気になるご飯作るよ」
田「いいの？ありがとう」
木「ほんとは雄大と理人と迅も来たがってたから、呼んじゃうか」
田「えー、雄大のハイトーンボイスはちょっときついかも」
悪戯っぽく笑って言うたじは、いつものたじだった。
根本的な原因はわからなかったけど、それでも俺たちがたじを安心させられる方法はある。
いつも俺らを助けてくれたように、次は俺らがたじを助けて元気にしようと思う。
end
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あん(プロフ) - どタイプな作品です(><)今後とも頑張ってください！ (2023年4月6日 0時) (
レス) id: 44c4cffd43 (このIDを非表示/違反報告)
でーちゃん - 次の更新楽しみしてます!頑張ってください! (2023年2月23日 11時) (レス) id: 0bc2c4ce83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れ | 作成日時：2023年2月23日 9時
