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side Shogo
いつからだろう、眠るのが怖くなったのは。
何かが不安で、苦しくて、理由のないそれらがぐるぐる頭を回ってなかなか眠れない。
寝落ちたら、今度は毎日夢を見る。
はっきりとはしないけど、良いか悪いかで言ったら悪い夢。
自分の叫び声で目が覚めたり、起きたら泣いていたり。
それが怖くて、なかなか眠れなくなって。
俺、どうしちゃったんだろう。
質の良さだけでなく纏った睡眠すら取れていないから、疲れが取れずに溜まっていく感覚が気持ち悪い。
そんな中でも当たり前に仕事や練習をこなさなくちゃいけない毎日。
重い体は疲労を訴えてるけど、夢が叶えられなくてもがき苦しんでたあの頃に比べたら、まだ大丈夫、いけるって思い込んでた。
だけど今日は、一段と体が怠くてふわふわしてて。
練習中にふらついて匠海とぶつかっちゃうし、迅たちにも心配かけちゃったし。
でも、俺は本当に大丈夫なのに。
パッと目が覚める。
蛍光灯の白い光、硬いベッド。ここは、
西「あ、起きた」
視界に西くんが入ってきた。
西「少し前に点滴終わったとこ。
明日からたじは休みもらえたから、ゆっくり休んでちゃんと治そう」
田「…、無理しないから、」
西「だーめ。元気になるまではお休みしてください」
西くんに頭をポンポンと撫でられる。
休ませてくれる環境を有難く思う気持ちと、自分がいなくても成り立つグループを想像して何とも言えない気持ちになる。
会計を済ませてくれた大夢が戻ってきて、二人は家まで送ってくれた。
一人になった部屋で眠れなくて、寝落ちて、夢を見て、目が覚めて。
どれくらい繰り返したのか、気がつけば翌日の夕方になっていた。
今日は雑誌の撮影の後、VTR撮りをしてから練習だったな
元気になるまで、っていつだろう
どうしたら元の自分に戻れるのか、もしかしたら一生このままなのか
答えのないことをぐるぐると考えて更に眠れなくなる。
ちゃんとご飯を食べてよく寝ることが元気になるために必要なのはわかってるけど、何もできない。
部屋が暗くなった頃、ピンポンとチャイムが鳴った。
誰かも確認せずに、ドアを開ける。
藤「ごめん、急に来て」
後「差し入れ持ってきた、あとご飯も一緒に食べようかなって」
部屋に入って会話しながらもキッチンでせかせか動く威尊と、ベッドの下にどかっと座る京ちゃん。
二人が来てくれたことが嬉しくて、心がじんわりと温かくなった。
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あん(プロフ) - どタイプな作品です(><)今後とも頑張ってください！ (2023年4月6日 0時) (
レス) id: 44c4cffd43 (このIDを非表示/違反報告)
でーちゃん - 次の更新楽しみしてます!頑張ってください! (2023年2月23日 11時) (レス) id: 0bc2c4ce83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れ | 作成日時：2023年2月23日 9時
