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side Masaya
朝起きた時から何か変だなって思ってたけど、昼公演のMCあたりから頭が痛くなってきて。
治らないまま始まった夜公演は、俺らを照らすライトも、お客さんの歓声も、大好きなダンスも
この時間の全てが大好きで大切なのに、今は全部が本当にキツくて、それを隠すのに必死で。
一瞬でも早く終わってほしいと思った自分がいたことに酷くがっかりした。
終演後、皆にバレないようにちょっとだけ休んで帰ろうと静かな階段を選んだけど、座ったらもう立てなくなっちゃって。
探しにきてくれた匠海に運んでもらって、次は理人に運んでもらって、上手く眠れなくて京介の肩と上着を借りる。
頭は何かで叩かれてるみたいに痛いし、お腹の底からぞわぞわするような嫌な寒さも感じて。
皆も疲れてる中迷惑かけて困らせて、俺リーダー失格だなって考えてたら眠りについていた。
ふと目が覚めて。
知らない薄暗い部屋をぼんやりと見渡す。
次の瞬間には猛烈な寒気を感じて、体が勝手に震える。
でも顔は熱くて、関節も痛くて、なんだこれ。
諸々の痛みやしんどさに耐えながら、起き上がって状況を把握しようと試みる。
西「起きた？」
許「無理に起き上がらなくていいよ、」
視界に二人が入ってきて、頑張って起き上がろうとしていたのにまた寝かされた。
許「柾哉、震えてる」
西「手もこんなに冷たいし、こっからまだ上がるかな」
ほっぺた、首やら手やら触って熱を確認される。
二人は困ったような心配しているような顔をしていて。
そりゃそうだよね、ツアー後は疲れてるから本当だったらすぐにでも休みたいだろうし。
なのに俺がこんなだから、休むこともできない。
それに、明日東京に戻るのにこのままの体調だったらどうする？
夜はラジオの収録があるし、明後日だって朝から練習が入ってる。
俺のせいで、皆に迷惑かけて。
ライブだって今日の一公演しか来られない方もいたはずなのに。
色々考えていたら苦しくなってきた。
体が何とか酸素を取り込もうと、肩で息をしているのがわかる。
西「辛いね。今は何も考えなくていいから、ゆっくり呼吸しよ、」
許「大丈夫、大丈夫」
体が横向きにされる。
洸人の手が背中をさすって、フェンファンの手が俺の手を握って。
二人の手が温かくて安心する。
そばにいてくれることに申し訳なさと有り難さと、色んな気持ちがぐるぐるして涙が溢れた。
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あん(プロフ) - どタイプな作品です(><)今後とも頑張ってください！ (2023年4月6日 0時) (
レス) id: 44c4cffd43 (このIDを非表示/違反報告)
でーちゃん - 次の更新楽しみしてます!頑張ってください! (2023年2月23日 11時) (レス) id: 0bc2c4ce83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れ | 作成日時：2023年2月23日 9時
