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『うおっ びっくりした、ってなにしてんの?』
急いでいつものフロアにある道具を取りに
廊下を歩いていると
角から出てきた大きな存在を捉えられずに
思いっきりぶつかってしまった
「ねえドラマの撮影ってどこで?」
運がいいのか悪いのか
ぶつかったのはまさかの紫耀
『俺の控え室はこの先の1番奥だけど』
「あ、じゃあ近くにいるよね スタッフさん」
『え?うん、いるけど、なんで?』
それがまさかのこの前の夜に恐れていた
さいっっっっあくの事態だってのに
全く知らずにまぬけた顔でみてくる彼
でもそもそもの話、今はそんな時間なんてない
「あーっ それはまた後で!」
とりあえず軽く話を終わらせて
その先にいるだろうスタッフの方へと向かった
スタッフ『じゃあお願いします!』
「こちらこそよろしくお願いします」
一応スタッフさんに挨拶し
これからのスケジュールを確認して
用意されたメイクルームで準備をする
幸いなことに 主に担当するのは
主役の女優さんだったから
そこは一安心
まあでも、、
スタッフ『平野さん入りまーす』
メイクルームでメイクを終えて
撮影中にお直しもするから私も現場に入ると
『お願いします』
『あ、』
このありさま
ポカンと口を開けてこっちを見る彼
「おはようございます」
『Aちゃん担当なの?』
よそよそしい口調と言葉遣いでありながら
ニヤニヤは隠しきれてない紫耀
そんなんじゃ演技できないでしょ
「うん、」
一方 演じたことなど一度もない私は
人目を気にしてうん、しか言えない
『ぷっ』
紫耀はそんな私をみて堪えるように笑ってから
セットの方に入っていってしまった
こんな間近で、 紫耀の演技を観れることは嬉しいし
微力だけど携わることができるのも嬉しい
なに贅沢なこと言ってんだ、って
100人中100人は言うだろうけど
それでも私は彼のキスシーンなんて
見たくない
その上今回はそんな単純な話じゃないのが
まあ難題で
スタッフ『佐伯さん入りまーす』
ほら、またこうやって爆弾が1つ増えるから
私は途方に暮れちゃうの
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キンプリLOVE - あの、できればこの小説終わらないでほしいんです!いっちばん心に残ったんです!紫輝が大好き。亮と結婚しないでほしいと思った。これを読んでいて泣きました!ず続いてほしいんです!こんな本をつくれるなんてそりゃにんきですわ!ぜったいおねがいします! (1月9日 22時) (レス) @page50 id: 6919ea9653 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずか(プロフ) - みこさん» 更新再開嬉しいです(*^ω^*)そして、私の小説も読んでくださってたなんて、こちらこそ嬉しい限りです!!!私もみこさん、見習って早く更新できるように頑張りますね!しばらくは、小説読ませていただいてキュンキュンしたいと思います(^^)! (2019年2月19日 0時) (レス) id: 3700cb8e3d (このIDを非表示/違反報告)
なるみ - 試験頑張ってください!応援しています! (2019年1月11日 15時) (レス) id: c786641b22 (このIDを非表示/違反報告)
蘭華(プロフ) - みこさんの作風から言葉遣いまで、大好きです( ; ; )更新毎回楽しみにしてます!試験勉強の方も頑張ってくださいね、待ってます!! (2019年1月7日 15時) (レス) id: 642b6cf146 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 試験頑張ってください!また更新されることを待ってますね! (2019年1月7日 0時) (レス) id: 21ac92b192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこ | 作成日時:2018年12月1日 11時