オトナになる前に2 平野紫耀

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紫耀が言っているのはきっとこの前のこと。








海人くんの家で飲んでたのまではおぼえてるんだけど





気づけばこの家のベッドでスヤスヤ寝ていた。








その間が抜けてて

多分そこで迷惑かけたんだろうけど

今までそんなになるまで飲んだことがないから、




ぜんっっっぜん覚えてない。








『あの時は負けたわ』






「ごめんなさい」







『すげえこと言うし

すげえことするし最後は泣くし。』









「まってやだ聞きたくない」









前に寝ながら無意識で変なことしてたのもあるけど
泥酔状態の自分の話聞くほど怖いものはない。









『しばらくダメって
みはるちゃんと海人にも言っておいたし』









そう言いながら
ソファーから立ち上がってこちらへ向かってくる。








「じゃあ帰ってきてから飲も？」









みんなが飲むのに私は飲めないの嫌だし
、、自業自得なんだけど。









きっと彼も車の運転で飲めないだろうから


それなら二人で飲む方がたのしみも増える。









、、それにその日は家に帰りたくない。









『ん、それは許す』









冷蔵庫から水を取り出して飲んでいる紫耀。







「ごはん、食べる？」








『食べる そしたらゲームしよ』









「、、また負けるのに」

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