The door that you can go anywhere(＝どこで○ドア)を使う俺。異世界で生きる。 (ページ47)

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俺、目の心配す。ページ47

(神崎side)

うーわー........。

ま、まじでびびったわ。こちとら純粋な男子高校生なんだ。女の裸は母さんのしか見たことないんだよ。

でも今の裸の女って例のクザンの彼女か？

なんか高そうなダイヤのネックレスつけてたし......。

俺はカレーのトレイを持ちクザンの部屋から自室に向かっていた。

「あ。モブオーー！！どうだった？大将に渡してくれたか？」

「まぁな。なんか部屋で彼女と忙しそうだったからドアの前に置いといたよ。あとお前、ちゃんとフルーツサンド奢れよ。」

「マジでありがとなぁぁぁ！！！！いやぁ、それにしてもクザンさんが羨ましいよな。」

「え、なんで？」

「だって、彼女って、あのハルミさんだろ？！あんな美女とイチャイチャできるなんて幸せすぎるじゃねぇか。あの人を狙ってる海兵なんて星の数いるぞ。」

「え。美女？」

「なんだお前、ハルミさん見たんじゃなかったのかよ。美人だっただろ？」

「うーん。いやぁ、ま、まぁ........？」

俺がこんな歯切れ悪く答えたのには理由がある。

あのクザンの彼女には申し訳ねぇが、俺には全く美人には見えなかった。

一応、視力はいい方だし、美人かそうでないかくらいはわかる。

あ、クルミたんを基準とかにはしてねぇからな？あれは別枠だ。天使なんだから当たり前のことだ。

うん、でもやっぱし彼女は、美人というよりかは......あまり可愛くないよな.......。

一目ちらっと見ただけだが、薄い顔に濃い化粧が浮いていて、少し太って見えたし。

「で、お前が行った時にはお二人は何してたんだよ。あ～さてはキスでもしてたのかぁ？」

「いや、ベッドオンwith裸だったわ。」

「なんだって..........！？」

するといきなり激怒した同期が泣きながら俺の顔面、もといモブオのマスクを殴ろうとしてきた。

うおい、ちょっと待て！これ壊されちゃうとマジで不味すぎる。
俺はアンパン○ンじゃねェんだ。バタ子さんは俺のために代えの顔面を持ってきてくれないんだよ！

俺は即その場から退散した。

自室ー

「カレーうんめぇ.......！」

コンコンっ

「あ？誰？」

至福のひと時を邪魔されて途端に不機嫌になったわ。

俺はしかめっ面でドアを開けてやった。

「.......お邪魔するわよ。」