The door that you can go anywhere(＝どこで○ドア)を使う俺。異世界で生きる。 (ページ39)

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俺に命令するな。① ページ39

(？？side)

「キャプテーン！俺、酒屋行って来ていいすか？！」

「おっそれいいな、ペンギン！そんで俺は可愛いおねーさんをお持ち帰りしたいぜ！」

今は夜の8時。俺たちはダイヤモンドの生産が有名だというある島に到着した。

クルー達は女の割合が多いと評判なこの島につくのを、それはそれは楽しみにしていたようだ。

『あぁ。行ってくるのは構わないが.....シャチ、お前今日は見張り番だろ。まさかだとは思うが.....忘れてたとかじゃあねェよな......？』

「ヒィッ！や、やだな～キャプテン！そんなわけないじゃないですk....((ザクッギャアァァァ！！』

とりあえず何かを言っていたシャチをバラし俺は一人で中心街へと歩みを進めた。

俺がこの島に到着したのは別に女遊びをするためではない。この島はダイヤモンドの他に、豊富な書籍があることで有名なのだ。

....もしかしたら、ドフラミンゴに関する過去の貴重な資料があるのかもしれない。

そう微かに期待していたので、俺はこの島を通過することに乗り気になった。

ま、お目当てのモノが無くても本を読むことは元々俺の趣味だからいいか。

と俺は相手を威圧するような鋭い目を保ちながらも、内心ではかなり心が弾んでいた。

ーー

『.........。』

数分後、俺は本屋に行く途中のある店の前で立ち止まった。

“奇跡のふわふわ感触！！アニマル帽子屋”

......俺は誰もこちらを見てないことを確認してからすぐに店の中に入った。←

....勘違いするな。ちょうど帽子をキャスケットにしようと思ってたところなんだ。別に店名に惹かれたとかではないからな。

ーー

俺は店内を彷徨いてからすぐ、今被っている帽子の柄とほぼ同じ柄のキャスケット帽を見つけた。

『………！』

っふわふわでサイズもピッタリだと.....？これは......完全に俺のドストライクだ。

『おい、帽子屋。これは何ベリーだ？』

俺は暇そうに机でせんべいを食っている店の主人らしきハゲた男に声をかけた。

するとその男は、俺の顔を見るなりガバッと起き上がった。

「と、トラファルガー・ロー........？！」

『...別に何もしやしねェよ、帽子屋。俺はこれがいくらだと尋ねているだけだ。』

「あ、ああ。そうなのか。でも.......

今日は”天使屋”とは呼ばねぇんだな。」

『.......あ？』