The door that you can go anywhere(＝どこで○ドア)を使う俺。異世界で生きる。 (ページ31)

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俺、ドン引かれす。ページ31

(神崎)

ドアの向こう側についた俺は、四次元ポケットにドアをシュルンッと収納した。...oh,ダセぇ...(´･_･`)

ーー着いた先はどうやらさきほどの島の近場だったようだ。さっきのイケイケ女子向けのピンキーな島とは違って、こっちは酒場とか武器屋が多めなアメリカンな島だな。

でもまあエスパーじゃねえんだし雉もしばらくは気づかんだろ。............あんら。俺今、日の丸の旗地面にたててたりしてねえよな？

まじで俺めっちゃ鮮やかにフラグ回収すんだよね....ばりくそ前科あるんですわ。

それに雉の勘ってかなりいいからな。....うん、あかんわ。........うりゅっ。俺泣いちゃいそうだお...(※青い鳥文庫)

あ、そうだ！こんな時のために....

『....月にかわってお仕置きよっっ！！ムーンプリズムパワー・メイクアップ！！！！』

と某ツインテール美少女戦士の変身文句を叫び、俺は十八番のローのマスクを被った。

しかし、ちびっ子共の憧れの綺麗なおねーさんの真似を、いい年したお兄さんがノリノリでやったからか、街のちびっ子達がそろって怯えた顔をした........。ちなみにお母さん達が「アレは見ちゃいけませんっ」と言っていたことは聞かなかったことにしたお。

とりあえず、俺は休憩をすべくローのマスクを被って、近場のカフェにいくことにした。

...しかし、ローはこの世界では相当恐れられてんだな。俺が通るとみんな泣きそうになってんだが。なんかごめんよ。

前の世界では、ローはイケメンキャラとして超人気だったけどな。

高校の学園祭とかで俺がローのマスクを被って廊下を闊歩してたら、女子達が寄ってきて「”俺に声かけてくんじゃねえよこのブス。”って罵って下さい！」とか言われたし。....まて、ウチの学校の女子達の性癖やべえわ。

こんなことをローのウルトライケメンフェイスの下で悶々と考えていたら、カフェが見えた。

そのカフェはスイーツや紅茶が販売されている感じの女子向けのやつで、店内にはカップルか女子会勢しかいなかった。.....あれ、こんな可愛いカフェって原作にあったか？まあ、尾田先生が「こんなんいらんわ！」ゆうて省いたんだろうが。

俺はカフェに入り、店員に「ショコラプリンとフルーツサンドをください。」と頼み、トレーを持って席に着いた。

ー店中の女子に「え？」という顔で見られながらも、鋼メンタル保持者の俺は悠然とプリンを食した。