俺、テンアゲす。 ページ11
俺はそのまま走って誰もいない路地まで行くと、神をよびだした。
『おいっ、神。お願いがあんだけどよ。』
「おっ、神崎!何かなー、チート能力をつけてもらいたくなったとか?」
『いや。これはもっと深刻なお話なんだ....。
お前にしかできないことだ......。
......ちょっと色々あってな、急に可愛い感じのハンカチがいることになったんだわ。
んん、そうだなぁ。あっ例えば、俺が死ぬ時に持ってたハンカチとかでもいいぞ?』
「あ、ごめん、それは無理だわ。」
『なぜにっっっっ!!!!まさかっっっっ...............
お前もクルミたんの匂いを嗅ぎたいのか.......?』
俺は神の胸ぐらを掴んだ。もし、これが人に見られてたら、完全にカツアゲの現場だな( *`ω´)
「......君の妹が、最後に君が持ってたものだっていって、あのハンカチをめっちゃ大事にしてるの」
えっ。。。
『oh..................!!!!!!あのクルミたんがっっっっ!!!!俺が死んだことを悲しんんでくれてるなんてっっっ!!!!俺はもう死んでも構わねぇっっっっ!!!!』
「いや、君もう死んどるやないか。」
『まじそれな』
「でも、君も妹との思い出の品を持ってたいよね....。
あ、これとか、どうよ。」
そう言って俺に差し出したのは、俺がクルミのお誕生日にあげた黒いフワフワの帽子だった。
いや、それどっから取り出したんだよ。
『髪っ!あ、間違えた、神!!!ありがとう!!!
..あ、これ貰ったら、お前にはもう用ねえわ。
じゃあな!!くるみたんに、お兄ちゃんが愛してるって言ってたって伝えといてくれ!!!』
そう言って俺は、帽子を勢いよくかぶって,激おこの師匠が待つ店に走っていった。
「いや、僕の扱い雑すぎん。
あ、ここがワンピースの世界っていうの忘れちゃった.........」
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煮物 - 主人公の性格大好きです!!続き見たいです! (2020年7月11日 23時) (レス) id: a01bcb1263 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネギ醤油 | 作成日時:2020年7月10日 17時