せんせー!!

理想と現実 (2) ページ2

A side


よし、今日から頑張るぞ。


そういい、ベッドから降り朝食の支度をする。


あ〜どきどきする。


色んな準備をして


バッグにケータイを入れたことを確認し


ケータイよし 髪型よし お洋服よし 電気よし


じゃあお家いってきまーす。


ガチャと いつものように鍵を閉め駅の方へ歩いていく。



私方向音痴なんだよなぁ… 困ったわ。


困ってると前を歩いてる人に見覚えが…


あ、昨日の茶髪の池麺さん！


あの人に声を掛けたら、え？制服着てる。


てことは、明桜学園の人！そんな人に昨日お嬢さんなんて … 恥ずかしい。


A：すみません。明桜学園ってどうやって行けば…


？：昨日のお嬢さん？えっと明桜は男子校ですよ？


すみません。女性は入れなくて …


A：え、私そこに今日から転任する事になったんですよ。


？：あっ、まさか、先生ですか？すみません。


ファンが多くて女性は立ち入り禁止で


先生なら俺と一緒に行きましょ



えぇ、私高校生に見られてたの？やだぁ、若いってことかな(笑)



A：あの、お名前はなんて言うんですか？


淳太：俺は中間淳太って言います。3年の生徒会長です。


A：生徒会長さんなんですか！？


これから宜しくお願いしますっ


そう言って勢いよく頭を下げた。


そんなこんなで雑談をしながら学校の門に着いた。


淳太：じゃあ先生は職員玄関から入ってください。


A：ありがとうございますっ。それではまたっ。





はぁぁ、疲れた。まさか茶髪の池麺さんって


ここの学校の人だったんだ。随分池麺さんだったな。


驚きを隠せないまま私は職員玄関を開けると


校長先生らしき人が手招きしていた。


校長：A先生待ってました。


これから宜しくお願いします。


A：は、はいっ。お願いします。


お辞儀をして担当の教室までの間学校の説明をしてもらった。



この学校は寮と部活に入ることが決まりで、


用事がなければ外には出れないこと


女の先生は私と寮母さんと保健の先生だけという事


大学までエスカレーター式だから皆のんびりしてる事


などなど… てか、普通の先生は私だけなのか …


やばい、緊張するっ 。


*☼*―――――*☼*―――――
登場人物


中間淳太


・高等部 3年
・生徒会長
・成績はいい方で皆のツッコミ役

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