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京都さんside
「弟は 家族 として愛していたけど、」
「異性を好きになるって気持ちをいつの間にか忘れてたのかもしれないです。
仕事に全力投球してきて、恋愛なんてする暇なくて、
学生時代まで好きだったアイドルも就活始まって就職したら……そんなことに時間を費やす時間はなかった。」
.
そう淡々と話す彼女は悲しげで、
純粋で、か弱くて…
スーツを脱いだ彼女は1人の小さな女の子やった。
.
「……Aちゃん」
「……！？」
「僕な、君の事好きやねん。」
「もし…彼氏さんが居てはったら忘れてもろうて構わない。」
「でも、弟くんには認めてもらえるよう、頑張るから僕と付き合ってくれませんか…？」
…ごめんなさい、オオクラさん。
ごめん、亮ちゃん。
僕、どうしてもこの子を守りたいです。
好きって気持ち、僕も20代で置いてきてたみたいです。
こんな感情久しぶりやった。
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作者名：しゃけ山 | 作成日時：2017年2月24日 15時
