アラジン

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国見が穴の奥まで辿り着くと。


そこには美しい庭があり、木には色とりどりの実がなっています。


国見は近づいてそれを見てみました。




国見「……宝石？」




なんと、赤い木の実や、青い木の実だと思っていたものは、よく見ると全部宝石だったのです。


赤い木の実はルビー、青い木の実はサファイア、白い木の実はダイアモンド。


でもあまり興味が無いようで、国見は及川に頼まれた古いランプを探します。




国見「これか……随分汚れてる」




及川に頼まれたランプは、簡単に見つかりました。




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国見が戻って来ると、及川はソワソワしながら待っていました。




国見「これでいいんですか」


及川「そう、それ！俺に頂戴！！」


国見「第一声がそれですか。お礼の言葉は無いんですね」




ジト目で及川を見ると、




及川「もう、ホンット可愛く無い！閉じ込めてやる！」





そう言った及川は、国見がいる穴の出口をふさいでしまいました。




国見「とことん最低だなあの人」




国見は及川から貰ったお守りの存在を思い出しました。




国見「お守りくれた割には酷い扱いだ」




国見は指輪をひと撫でしました。

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