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「……寒いし、そろそろ帰る？」
「うーん……そうですね。帰りますか」
あっさり頷かれた事に少しイラっとする。
まぁ機嫌取りされる方がよっぽど腹ただしいけど。
送ると言い歩き始めると、彼女は戸惑いながらも、お願いしますと頭を下げた。
「……初雪ってテンション上がるのにいざ積もると鬱陶しくなりません？」
「毎年積もるじゃん」
「ロマンがないなぁ……」
「僕にそういうの求めた君が間違ってるから」
そんな会話をしながら雪が溶けたアスファルトの上をゆっくりと歩く。
行きよりもペースが遅いのは、彼女が転んだら面倒くさいからと、多分まだ帰りたくないから。
だけどやっぱり後者は認めたくない。
自分の中で前者の意味が強くなるように、さっきよりも強めに手を握った。
それを気にしない彼女は何もないかのように口を開く。
「そういえば、初雪の日に好きな人と一緒にいるとその恋が叶うらしいですよ。あとは告白すると成功するとか。あ、ジンクスですけどね」
「ふーん……じゃあ付き合ってる場合は？」
「え」
「……なにその反応」
「いや、まさか月島くんが乗ってくるとは……たかが雪にそんな力があるわけないデショとか言われるかと思ってたんだけど」
……思ってなくはないけど。
信じたところでそれが本当になるとは限らないし。
それよりもこの子はもう少し言葉を選べないのだろうか。
僕のことをなんだと思ってんの、確かに信じてはいなかったけども。
言いたいことを飲み込んで、それで、どうなるのと問う。
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三斗(プロフ) - 100票目ゲットー!いえーい！！あ、面白かったです！！！ (2022年12月27日 1時) (
レス) id: 9e8fdffc9b (このIDを非表示/違反報告)
ビーーグル(プロフ) - 使天さん» ツッキーはきっと彼女に素直になれないタイプですよね笑ごく稀にデレるっていう…笑 (2019年1月3日 20時) (レス) id: e26045f491 (このIDを非表示/違反報告)
ビーーグル(プロフ) - 野坂君尊いさん» ありがとうございます！やっぱツンデレいいですよね…！ (2019年1月3日 20時) (レス) id: e26045f491 (このIDを非表示/違反報告)
ビーーグル(プロフ) - 雪さん» こちらこそありがとうございました！きゅんとしてもらえてよかったです！ (2019年1月3日 20時) (レス) id: e26045f491 (このIDを非表示/違反報告)
使天 - ツンデレツッキー頂きましたぁぁ！ (2018年12月28日 15時) (レス) id: 03d076c9eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビーーグル
| 作成日時：2018年12月27日 2時
