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「……田中さん?」
「へぁっ!!!」
「ね、どうですか?私と……」
「ききき君には!もっといい人がいる!と思う!!」
彼女には非常に、ひじょーーーーに、申し訳無い。
だが!!
ここで決めるにはまだ時間が足りないんだ!!
例え彼女がいい子だろうと、可愛かろうと、これからのことを考えると、ほら……な!?
「田中さん……」
「だから……そのっ」
「ますます惚れちゃいます……!」
「……へ」
「焦らすなんてそんな……あ、それともヤキモチ妬かせようとしてくれてるんですか?」
……笑顔なのに目が笑ってない。
淡々とした口調でそう言った彼女は絡みつく腕に力を込めた。
え、なに、この子怖い!!!!
「あぁ、言わなくても大丈夫です。全部わかってますから」
「え」
「ふふっ、田中さんの駆け引き……私、嬉しいです。でもそんな事されたらもっと好きになっちゃいますよ?いいんですか?ううん。ダメなわけがないですよね、だって私たちは運命の赤い糸で結ばれてるんですから。ね?」
彼女居ない=年齢
こういうシチュエーションは飽きるほど夢見てた。
だけど……
どうやら俺はトンデモナイ子に惚れられたらしい。
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作者名:ビーーグル | 作者ホームページ:Twitter:@chichichi1208
作成日時:2018年10月5日 23時