検索窓
今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:58,713 hit

8 ページ8

……来てよかったんだなって思った。

だって、その言葉に嘘は感じられなかったから。


“もしかしたら騙されてるかもしれない”

“もしかしたらからかわれてるかもしれない”


こんな考えはもうやめた。



「……うちも、来て良かったって思った」

「…おぅ。俺も待っててよかったって思っとる」



ふと微笑む顔はどこか幼い。

だけどあまり表情が変わらない彼を見てきたからだろう、その破壊力のすざましいことよ。


あれ、なんか変。


渡ってはいけない橋を渡ったような、そんな感覚に慌てて首を振る。

だって彼は友達だ。

ちょっと褒められたからって、待ってて良かったって言われたからって渡っていい橋ではない。

だけど……



「それに……俺のためにやってきてくれたんやろ?そう考えるとほんま嬉しいわ。よう似合っとる」

「……治くんって、天然タラシ?」

「は?タラシやないけど」



……誰だってこんな事言われたら揺らぐに決まってる。

まさか彼がここまでストレートに言葉を言う人だと思ってなかった。


その時ふと、彼の片割れが頭をよぎる。


……なんだ、よく似てるじゃないか。

9→←7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (220 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
110人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , , 宮治   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

名無しさん - むっちゃキュンキュンしました! (2018年4月15日 14時) (レス) id: 70fbeed7ae (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ビーーグル | 作者ホームページ:Twitter:@chichichi1208  
作成日時:2018年4月15日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。