後日談 2 ページ14
遅刻ギリギリで教室に飛び込む。
同時にチャイムが鳴りホッと息を吐いた。
昨日のことが頭から離れず、悶々としていた結果寝坊したのだ。
「おはようさん」
「おッ、アッ、オハヨウ…」
すぐ隣の席から挨拶してきたのは、治くんだ。
昨日の今日となれば反応が辿々しくなるのも無理はない。
ちゅうか、なんで治くんは普通に挨拶できるんかな…
私なんて意識しまくりだというのに。
「寝坊?」
「ん、あぁ、うん。ちょっとね」
「ふーん…」
机の横のフックにカバンを引っ掛け頷けば、彼は頬づえついたまま前を向いた。
つられてその視線の先を見れば…
「……なぁ、治くん」
「ん?」
「なんで角名、こっち見とんの」
「さぁ…なんでやろ」
意味ありげに笑う治くんを見て、苦笑いする。
一歩踏み込んだだけで日常生活が変わるか。
答えは イエス と言っていいに違いない。
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名無しさん - むっちゃキュンキュンしました! (2018年4月15日 14時) (レス) id: 70fbeed7ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ビーーグル | 作者ホームページ:Twitter:@chichichi1208
作成日時:2018年4月15日 12時