【 キス 部位 】 検索

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「痛い？跡つけられんの」

「いや？痛くないよ」

「でも鬱血させてるんだよ？」



跡を指でなぞりそう聞けば彼は 痛くない と答える。

肌に映える紅は彼の色気をさらに際立てているように感じて、もっと、もっともっとつけたくなっちゃう。



「Aってほんと独占欲強いね」

「そりゃそうだよ。取られたくないもん」

「大丈夫だって、そう簡単に取られないよ」

「わかんないじゃん。もしかしたら私よりナイスバディな美人なおねーさんがいたら…」



自分の体を見て少し虚しくなる。

ナイに等しい胸とくびれのない腰つき、唯一自慢できるのは太ももくらいじゃないかな。

脚の形には自信がある。

よく 美脚だね とか 脚長いね とか言われるくらいだし…



「へぇ、Aの中の俺の好みってそんな感じなの？」

「男の人ってこういうのが好きなんじゃないの？」

「俺みたいにこんなのが好きな人もいるけど？」



私の腰に手を添えた松川はそのまま首へとキスをしてきた。

いつもされないその行動に思わず固まる。

これは甘えられているのだろうか、いや、きっとそうだ。

そう考えると少し気持ちが落ち着く気が…



「ッ！！」

「…あ、びっくりした？」



襟を指で引っ張られ指先が肌を掠める感触にビクリと肩を震わせる。

それと同時にわざとらしく びっくりした？ なんてないてきた松川はそのまま私の鎖骨へとキスを落とした。

鎖骨にキスをされるのなんて初めてで、そのしっとりとした感触の不思議のなんのその。

軽く舐められた後手を握ってきた彼の目は私だけを捉えていた。



「ね、今日泊まってきなよ」



その言葉と同時に二人、ベッドに倒れる。

朝まで一緒にいたのは言うまでもない。



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鎖骨:お誘い

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