【ヤンデレ 種類 】 検索 2

リクエスト ページ45

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探求型ヤンデレ:福永招平


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福永くんはとても無口だ。

でもどこか話しやすい。

きっとズバズバと意見を言わないところが落ち着くのかも……



「ふ、福永くん」



名前を呼べば振り向いて、大きな猫目を私に向ける。

マロみたいな眉がとても好きだ。



「あのね、私の悩み……聞いてくれる？」



恐る恐るそう言えば彼は首を縦に振った。

そしてフラリと足を進める。

慌てて後をついていくとついたのは階段の踊り場だった。

隅っこで壁に寄りかかるようにしゃがみ、ポンポンと隣を叩く。

それに習い彼の隣にしゃがむとチラッと見下ろされた。



「あ、あのね…最近、誰かに見られてる気がして」



振り向いても誰もいないし、気のせいかもなんだけど……

なんだかソレが物凄く気持ち悪いの。

舐めるような視線、というか観察するような、そんな嫌な視線。



「それが怖くて、その……気のせい、かな？」

「………」



彼は特に何も言わない。

そんなの前からだった、だけど……


今はそれが無性に気味悪く感じた。


あ、別に福永くんを否定してるわけじゃなくて、なんていうか……

なんて言えばいいのかな。

彼がただ単に無口なのは知っている。

だけど、それがもし


何かを隠しているのに適している


としたら？

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