【ヤンデレ 種類 】 検索 2

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震える私を見て縁下は腕を掴む手を緩めた。

そして俯いた後 ごめん と小さく謝られる。



「……でも、嫌だ。Aが俺以外と話してるのも俺以外と暮らしてるのも俺以外と」

「ひッ……」



視線を合わせるのも、すれ違うのも、視界に入れるのも


彼は全てを否定した。



「……ってごめん。これは行き過ぎだよな」



グイッと力強く腕を引っ張られ、彼の腕に包まれる。

前は抱きしめられること自体が嬉しかったのに…


今は恐怖でしかない。


匂いも体温もいつもと同じ、なのに言葉と雰囲気だけでこんなに変わるものなのか。



「はぁ……首輪つけて家から出られないようにしたい。そんで俺以外視界に入らないようにして、俺以外と話さないように、あと…」



自分の妄想をツラツラと話していく縁下。

その間腕の力が緩むわけもなく、ましてや彼を突き飛ばす度胸もない。

聞いただけで鳥肌が立つものや恐怖を覚える言葉が


ツラツラツラツラツラツラツラツラツラツラ


彼の口から出ていく。



「や、だ、やめてよッ！」



震える手で彼の胸を押して、距離を取る。

いつもの眠そうな目なはずなのに


いつもより冷たく感じるのは……



「 ねぇ




なんでわかってくれないの？ 」

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