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試合中、スコアの付け方を教えてもらいながらコートを見る。
練習試合とはいえ手を抜くわけがなくかなり白熱した戦いだ。
こう見てるの頭脳戦なのかなぁなんて思いつつ必死に頭に叩き込んだ。
「……滑津さん」
「ん?」
「頭パンクしそうです」
「えっ、無理に覚えなくていいから!」
私得点板やってたほうが早いんじゃ…
と思いながらもなんとかスコアの書き方を覚えた。
ピーッ!と笛が鳴り、得点板を見る。
勝ったのは伊達工だった。
「わ、勝った……」
「試合見て、どうだった?」
「えっ、えっと………」
茂庭さんのトスとか、鎌先さんのスパイクとか、ブロック、レシーブ、いろいろと見たけど何から言っていいのかわかんない。
失礼だけど物凄く簡単にまとめたら……
「すごかった、です」
うちの高校の排球部は強い、そう実感した。
「そっか、」
そう言って笑った滑津さんはスコアを椅子に置き立ち上がった。
釣られるように立ち上がり、通りすがりに負けた選手の顔を見る。
……本気って、怖い。
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ビーーグル(プロフ) - 燐さん» 短編でした〜〜!!困ったように笑う顔が本当に好きで!ぜひ茂庭さんで書いてみたいなぁと思っていました…笑 (2017年10月12日 20時) (レス) id: 6c5d4b22b2 (このIDを非表示/違反報告)
燐 - 茂庭さん〜!オカンで優しくって困り顔が素敵ですよねー><夢主さんにも振り回されつつ幸せそうに困り顔してくれればいいと思うw (2017年10月9日 18時) (レス) id: 6aa42038d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ビーーグル | 作者ホームページ:https://odaibako.net/u/chichichi1208
作成日時:2017年10月9日 8時