構ってちゃんの恋心 【黒 尾 鉄 朗】

も ページ1

褒められることが好きだった


今でも子供みたいに喜んで、


よく呆れられる


でも黒尾先輩は呆れなかった、


もっと褒めてくれた




「そんだけ喜んでくれたら褒めるこっちも嬉しいよな」




なんて言って、


ニコッて笑ったの




「じゃあ！もっと褒めてくれていいんですよ！」




調子に乗ってそんなこと言って、




「はいはい」




なんて軽い返事もらったけど、


私は結構本気だったりする




「1日10回くらい褒めてください！」


「10回か〜、そこまで来るとなんかは被りそうだな」


「被ってもいいので！！」




こんだけ必死に頑張る私に黒尾先輩は嫌な顔をしない


むしろ……




「ん、じゃあ褒めてやっから……


そのぶん頑張れよ？」




なんて、優しい言葉をくれる


本心なのか、


言葉を選んでくれているのか


バカな私にはわからないけど……


黒尾先輩の優しさだってことはよーくわかった

っ→

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