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朝練後、下駄箱から靴を出した時。
何かがハラリと落ちた。
それを拾い見てみれば、「澤村大地さんへ」と書かれた手紙。
「……なんだこれ?」
「なになに、それラブレター!?」
「えっ、ラブレター!?」
……もちろん、スガと旭が反応しないわけが無く、興味津々で覗き込んできた。
「なぁ、それ誰から?」
「……わからん。名前書いてない」
「ラブレターかぁ……今時珍しいよな」
「……まだラブレターと決まったわけじゃないだろ?」
しみじみ言う旭に呆れながらもそう答える。
……でも、少しだけ期待した。
中を見れば誰宛かわかるかもしれない。
「「……読まないの?」」
ハモった2人を目を丸くして見た後、手紙を鞄にしまった。
「後で読む。他の人に見せたらその子可哀想だろ?」
実際俺もこの2人のどちらかが手紙を貰ったら気になるだろう……
が!!!
俺は見せないと決めた。
「じゃあ!ラブレターかラブレターじゃないかだけ後で教えて!」
「はいはい」
「ラブレターだった時の大地の反応……
怖い顔して教室来そうだなぁ」
「それどう言う意味だ?」
……にしても、この字。
どっかで見たような……?
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ビーーグル(プロフ) - 燐さん» わ〜〜!いつもありがとうございます!!女の子に気を使うあたり素敵!って思ったので笑 (2017年7月16日 21時) (レス) id: 6c5d4b22b2 (このIDを非表示/違反報告)
燐 - 手紙いいですよね。そして、他の人に見られないように気遣いできる澤村さんカッコイイ! (2017年7月16日 20時) (レス) id: 6aa42038d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ビーーグル | 作者ホームページ:https://odaibako.net/u/chichichi1208
作成日時:2017年7月13日 15時