君を好きっていう話 2

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赤葦「………あの、返事は」


あ「えっ、と……今、なんて？」


赤葦「……2回も言わせる気ですか」


あ「いや、いい、いいから、そうじゃなくて…」




多分急すぎて、頭が追いついてないだけなんだろうけど


確かに私も好き………なのか？


でも、気になる存在であるのは確かだ


電車の中で助けてくれた、あの日から


でも、いざとなると……




あ「……今日知り合ったばっかりじゃん」


赤葦「……気持ち悪いかもですけど、


俺、電車の中でずっと佐藤さんの事見てたんです」


あ「えっ、」


赤葦「前、電車の中で引っ張ったの覚えてます？」


あ「う、うん……」




それがきっかけで、私は赤葦くんを……




赤葦「あの時、ちょっと緊張してました」


あ「……そ、そう、なんだ」


赤葦「それに、木兎さんがよく「Aが」って言うから、どんな人かなって思ってたんです」




だから、木兎はナニ話してるんだって……




赤葦「予想通り、綺麗な人でした」


あ「べっ、つ、に………綺麗なんかじゃ、ないよ」




予想通り……？




赤葦「俺、本当に佐藤さんの事が好きなんです」




急に手を握られて、


思わず赤葦くんの顔と手を交互に見てしまった

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