君を好きっていう話 2

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赤葦「……俺の事はこれから知っていってくれればいいですから」


あ「……で、も」




……なんで迷っているんだろう


知り合ったばっかりだから？


それとも…




赤葦「……もしかして、他に好きな人がいたり……？」


あ「う、ううん、違う、けど……」




その言葉に少しホッとする


と、同時にまた疑問




赤葦「……年下は、嫌ですか？」


あ「それも、違うんだけど…」




その言葉にまた胸をなでおろす


もう、直球に聞いていこう


それがいい




赤葦「現時点で、俺の事は好きですか？」


あ「……うーん…」




好き、って言って欲しかった


まぁ、Aさんの言う通り


「知り合ったばかり」だから、俺の事わからないだろうけど


本当に悩んでいるようで、「うーーーん…」と唸っている




赤葦「……わかりました。では、


これから惚れさせます」


あ「………え、」


赤葦「では、」




頭を下げ、教室を出た


ドアを閉めて少し歩いた時




あ「………もう惚れかけてるんだけどなぁ」




そう聞こえて、一瞬教室に戻ろうかと思ったけど


そのまま教室へ戻った


だって今、結構口元緩んでるから

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