君を好きっていう話 2

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赤葦「……熱でも？」


木兎「ないけど？」


赤葦「………そう、ですか」




……あれ、赤葦くん元気なくなった




赤葦「先、行きます」


木兎「？一緒に行かねーの？」


赤葦「用あるんで」


あ「あ、赤葦く………」




………行っちゃった




木兎「なぁA」


あ「な、なに」


木兎「俺のこと、好き？」


あ「えっ……


さ、さっきの……本気、なの？」


木兎「俺嘘つかねぇし」


あ「や、それは嘘でしょ」


木兎「だから！俺のこの気持ちは正直だって言ってんの！！」




私の手を握って、まっすぐ目をみてそんなことを言う木兎




あ「あ、そ、なんだ………」




なんでそんな、目見て言えるの




木兎「……Aは？」




……ここで、曖昧な返事したら失礼……だよね




あ「……ごめん、好きな人いる」




うつむきながら、声を絞り出した




木兎「……そっか！！悪りぃな！」

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