今日:2 hit、昨日:9 hit、合計:59,321 hit
小｜中｜大
26.GRATITUDE ページ26
.
「…は？」
深「好きだよ、照」
ふっかの口から発せられた�犢イ��瓩蓮�俺が知っている�犢イ��瓩汎韻鍵嫐�なのか？
ふっかが、俺のことを好き？…いや、そんなことありえるはずがない。
深「昔からずっと…好きだった」
「…待てよ、意味わかんねえよ」
深「ごめん、きもい…よな」
「いや、そうじゃなくて」
悲しそうに目を伏せたふっかを、咄嗟にフォローする。
なんで？昔からって、いつから？
「ふっかの言いたいこと、全部聞かせてほしい」
深「嫌じゃ、ないの？」
「なんでそう思うんだよ」
深「だって、…」
言葉に詰まったふっかのことが、どうしようもなく愛おしくなる。
せっかくふっかが勇気出してくれたんだから、俺も言葉にして伝えるべきだよな。
本当は脆くて弱いくせに強がっているふっかのことを、優しく抱きしめた。
深「ひかっ、」
「…好き。好きだよ、ふっか」
深「、嘘だろ…」
「嘘じゃねえよ。どうしようもなく、好きなんだよ」
初めて口にした言葉は、しっかりとふっかに伝わったみたいだった。
だってほら、ふっかが鼻をすすりながら俺の背中に腕を回してくれたから。
深「…っ」
「バカ、泣くなよ」
こんなことを言っておきながら、あまりの幸せに俺の頬にも涙が伝う。
これまでのすべてが報われたような気がして、ふっかとの彩られた思い出たちが胸をかすめた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 464人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：姫野
| 作成日時：2022年9月23日 23時
