Be Dearest (ページ19)

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19.This is LOVE ページ19

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「俺もう知ってるから、康二とのこと」

ここまで言っても、何を言っているか分からないという表情をするふっか。

⋯別に俺に誤魔化す必要ないだろ。

深「マジで何言ってんのか分かんないんだけど」

「なんでわかんねんだよ笑自分のことだろ」

深「照、何か勘違いしてない？」

勘違いなんて、してねえよ。二人でコソコソして、毎週のように家に通って。
そんなの、勘違いで済まそうとしたって簡単にはできないだろ。

「してねえよ」

深「照、ちゃんと俺の話聞いて」

「聞きたくねえって」

深「頼むよ⋯お願いだから、聞いてほしい」

切ない目で懇願されちゃ、断る術なんてない。
あー、聞きたくねえな、と思いながらもふっかのお願いを受け入れた。

俺がふっかのこと断るなんてできっこねえんだから。

深「照はさ、あの飲み会の時」

「⋯あぁ」

深「俺にされたこと、嫌だった？」

こいつはいったい何を探っているんだろう。
嫌だったか、なんてそんなのNOの即答に決まっているのに。

嬉しかった、とは口が裂けても言わない方がいいはずだけど。

「⋯嫌じゃなかったよ」

深「じゃあ⋯嬉しかった？」

ここで嬉しかった、と答えれば
この先俺とふっかの関係に何か進展はあるのだろうか。

でももう、そんなこと聞かれてまで抑える必要なんてないのかもしれない。

もう、何もかもが君のせいだ。

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