No.19 黄色とバスローブ【リク】 ページ19
〆．
今年度からうちの高校にやって来た、英語科の中間淳太先生。
礼儀正しく、授業はユーモアも取り入れてわかりやすい、校則についてはちょっと厳しいかもしれないけれど
顔立ちが整っているので女子生徒に人気、
いじればリアクションが芸人並みで男子生徒にも人気。
問題があれば責任を負うし、生徒に真剣に向き合う。
だから他の先生や生徒からも信頼が厚い。
「………そんな人が、いいんですか？」
「うるさいわ」
「みんなどう思いますかね。信じてた先生が、教え子にこんなことしちゃうなんて……」
ホテルの一室、おそろいのバスローブ。
ベッドに寝転んだ先生にまたがれば、彼は妖艶に微笑んだ。
「今は先生と生徒やないから」
「淳太」
「そう、よくできました…」
私のバスローブに手が伸びる。
長く細い指が肌に触れ、思わず怯むとまた面白そうに笑った。
「まあ確かに、こんな姿、見られたらやばいやろうなぁ」
「……………そうだね。私も淳太も、終わり」
ゆっくりはだけたバスローブ。
そこから見えるものに淳太は興味津々。
「んふふ、先生やーらし」
「こら」
「ごめんね淳太。私も淳太の脱がしてあげるから許して？」
「………ええけど」
全部脱がせちゃおうかな？
あえて大事なとこだけにしとく？
ちょっと悩んで手を止めれば、
淳太は不満げに、そして突然私のバスローブを取り払った。
「焦らされんの、好きちゃうねん」
獲物にがっつく野獣。その言葉がぴったり。
彼は乱れなくバスローブを身にまとっているのに、私はこんな格好。
恥ずかしさが出てきたけれど、
「可愛ええよ………最高」
そう言って淳太の温かい手が優しくなぞるから、
全てどうでも良くなってしまって。
…………終わった後、衣服を身につける私に対し
少し名残惜しそうな表情を見せた淳太。
「次、いつにしましょう？」
「俺はいつでも。なんなら明日とか、毎日でもええねん」
「それは困りますよ。だって………」
淳太ののどがごくりと音を立てる。
「小学生の時の服なんて、2着くらいしか持ってないんですから」
〆．
※バスローブの下がそれだと思ってもう一度読み返してみてください。
〆．
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ユニコ(プロフ) - ありがとうございました！ めっちゃ完璧で良かったです (2019年12月8日 15時) (
レス) id: d962cdde80 (このIDを非表示/違反報告)
アイオライト - No29-31をリクエストした者です！最高でした、特に31は兄弟設定がベストオブベストでした…ありがとうございました！これからも応援させていただきます…！ (2019年12月2日 19時) (レス) id: dcdc3602ad (このIDを非表示/違反報告)
のら - はゆなさん、いつも読んでいます！更新、とても楽しみです＾＾ (2019年11月15日 11時) (レス) id: 1a62da02fe (このIDを非表示/違反報告)
はゆな(プロフ) - うらぬす。さん» ええええ！うらぬす。様！コメントも、読んでいただけてることも嬉しすぎて泣きそうです……ありがとうございます！そして勝手にお名前出しちゃってすみませんでした。私もうらぬす。様を応援し、更新楽しみにしておりますので…！ (2019年11月10日 15時) (レス) id: 0477dc60f8 (このIDを非表示/違反報告)
うらぬす。(プロフ) - いつも作品読ませていただきます…！オススメされてると聞いてすっ飛んできました(*´-`)まさかいつも読んでるはゆなさんから読んでいただいてると知らずお恥ずかしい限りです…！これからも影ながら応援させていただきます！ (2019年11月10日 14時) (レス) id: 3c9d0a7e5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆな
| 作成日時：2019年10月21日 18時
